1987 Fiscal Year Annual Research Report
機能性素材製造工程における微量成分の制御技術に関する基礎研究
Project/Area Number |
62303009
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
阿座上 竹四 東北大学, 工学部, 教授 (50006029)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沖 猛雄 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023039)
朝木 善次郎 京都大学, 工学部, 教授 (90026005)
幸塚 善作 大阪大学, 工学部, 教授 (80028935)
植田 安昭 九州工業大学, 工学部, 教授 (70039006)
永井 忠雄 北海道大学, 工学部, 教授 (80001155)
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Keywords | 機能性素材 / レアメタル / レアアース / 微量成分 / 溶融精製 / 眞空揮発 / 電解分離 / 溶媒抽出 |
Research Abstract |
以下の5項目について分担研究を進めた. (1)高温・眞空処理による制御;溶融銅ー鉄硫化物マットを眞空下に保持して鉛,砒素などを効果的に分離し(阿座上・中沢),溶銅中微量の酸素,イオウの挙動について調べ(小野),水素プラズマ,眞空電子ビームによる高融点金属の精製を行った(南条). (2)乾式処理による制御;ハロゲン化合物を含むフラックスによる溶銅中砒素,アンチモンの除去について平衡論的実験を行い(植田),化合物半導体,遷移金属ーレアアース系化合物の比熱,熱含量,活量等を測定し(板垣),還元拡散法による希土類磁石合金製造時におけるカルシウムの挙動を調べ(小川)また,鉄ーボロンーシリコン系アモルファス合金の酸化時の挙動について研究を行った(朝木). (3)湿式処理による制御;チオシアン酸アンモニウム溶液で銀を溶解する条件を調べ(籏),銅微粉製造時の酸化防止について検討した(永井). さらに重油燃焼灰からのバナジウム,ニッケル等の回収を研究した(梅津). (4)電気化学的処理による制御;ジルコニウム溶融塩電解におけるハフニウム分離方法について調べ(沖),ベータアルミナを電解質とする高温電解によるナトリウムの制御(幸塚),亜鉛電解における鉄属金属の挙動(東),ランタン電解の基本系である塩化ランタンー金属塩化物系の性質(江島)等について研究を進めた. (5)溶媒抽出処理による制御;Aliquat336を抽出剤とする溶媒抽出によるモリブデンとタングステンの分離条件について調べ(眞嶋),新しく開発されたイオウ系抽出剤DHSを用いて各種金属の抽出について從来の抽出剤との比較を行った(西村).
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