1989 Fiscal Year Annual Research Report
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62470152
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| Research Institution | Yamaguchi University |
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Principal Investigator |
徳冨 正義 山口大学, 教育学部, 教授 (80034784)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
源田 智子 山口大学, 教育学部, 教務員 (70144904)
右田 耕人 山口大学, 教育学部, 助教授 (90116757)
斎藤 正彦 山口大学, 教育学部, 教授 (80034817)
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| Keywords | 若年教員の抱える問題 / 自己研鑚 / 公開講座 / 理科実験講座 / 理科学習の指導力 / 小学校教員養成課程 |
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| Research Abstract |
1.若年教員の抱える問題の解析と報告
新採用5年以内の若年教員の実態とかれらが抱える問題点を明らかにするためアンケ-ト調査を行った。その中で、理科学習に効果的な実験を導入するに際して予備実験、実験準備、実験の後始末のために多くの時間を必要とし、休憩時間、昼休み等を利用している実態、また、自己研鑚の必用を痛感しながらもその機会と場に恵まれず時間不足も加えて、理科の知識や技能の習得は指導書と参考書から獲得している。また、授業実施で困っていることに施設、設備、備品の不備が挙げられているが、これらの問題も廃品・生活資材で補うなどかれらの工夫と努力で解消されている。かれらを指導する立場にある教員も実態を同じように捉えている。
2.現職教員の理科研修
上記1.の結果を踏まえ、教員の自己研鑚の場として公開講座「理科実験講座」を開催した。初回にも係わらず定員32名に対して18名の参加者があり、その年齢、教員歴には幅があり自己研修の必要性を如実に示した。講座の内容は化学と物理学に限定されたが、小学校理科の教材から超電導現象の実験のような科学の先端まで幅広く好評であった。参加者の要望等を勘案して次年度から生物学、地学の教官の協力を得て物理、化学、生物、地学の全領域を含む企画を申請中である。
3.理科学習指導における指導力を培う授業試案の検討
小学校の児童を対象とした授業試案はできなかったが、これに代わるものとして、120名もの学生を対象とした大講義の中に簡単な実験を取り入れた授業を行い、授業計画書を作成した。授業終了時に配布、検討資料とした。
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[Publications] 源田智子,右田耕人,斉藤正彦,徳冨正義: "理科学習上の問題点ー小学校課程・理科(化学)教材実験にみる具体的問題点ー" 山口大学・教員学部研究論叢 第3部. 38. 101-120 (1988)
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[Publications] 山口大学教育学部理科化学研究室: "化学実験書" 山口大学教育学部理科化学研究室, 130 (1989)
