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1987 Fiscal Year Annual Research Report

複合レジン溶出物の免疫担当細胞に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 62480386
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

鳥居 光男  大阪大学, 歯学部, 助教授 (30116066)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹村 金造  大阪大学, 歯学部, 助教授 (20028781)
安永 哲也  大阪大学, 歯学部, 助手 (70182342)
土谷 裕彦  大阪大学, 歯学部, 教授 (40028709)
Keywords複合レジン / 溶出液 / 免疫担当細胞 / マイトジェン活性
Research Abstract

1.複合レジン溶出物のマイトジェン活性
可視光線重合型複合レジン(Photoclearfil A,クラレ社製)の硬化円盤状試料を,RPMI1640培地に浸漬し, 成分を溶出させた. こり溶出液のBALB/cマウスの脾臓リンパ球に対するマイトジェン活性を^3Hーチミジンの取り込み量を指標に測定した. 溶出期間を1〜4週間,溶出液の希釈を2^0〜2^5まで変化させて行った. 溶出期間の変化によるdose responseについては未だ一定した結果は得られていないが, 各溶出液の2^0希釈のものについては, 常にコントロールの数倍の^3Hーチミジンの取りこみが観察され, 複合レジン溶出液にマイトジェン活性を持つ物質が含まれていることは確実と思われる. 次年度においては, dose responseを明らかにするとともに, 純化したT細胞, B細胞それぞれについてマイトジェン活性を調べ, 活性の発現様式をさらに詳しく検討する. また, 次項で分画した溶出液成分についてもマイトジェン活性を調べ, 有効な成分を明らかにしてゆく予定である.
2.複合レジン溶出物の分画
複合レジン硬化試料より蒸留水にて溶出してきた成分を高速液体クロマトグラフィーにて屈折率ディテクターを用いて分析したところ, モノマー成分であるTEGDMA, BisーGMAの他, 数種の成分未知の物質が検出された. これらは, 上記モノマーの低度重合物であると考えられる. これらの分析は, 逆相分配クロマトグラフィーを用いて行ったが, 未知成分が重合体であると考えられることや, 以後の実験に分画した成分を用いる計画であることから, 移動相にバッファーを用いることのできる水系GPCが適当と考えられ, 現在同法用カラムを発注し, 再分析を予定している.

URL: 

Published: 1989-03-30   Modified: 2016-04-21  

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