1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62550047
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
久保 昇三 鳥取大学, 工学部, 教授 (10026106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安東 茂典 名古屋大学, 工学部, 教授 (80023224)
川村 哲也 鳥取大学, 工学部, 助教授 (40143383)
大西 善元 鳥取大学, 工学部, 教授 (40081228)
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Keywords | 地面効果 / パワー増強揚力 / 推力変更 / ピッチング安定 / 安定性増強 / ラムウィング |
Research Abstract |
昨年度製作した地面効果翼機のラジオコントロール模型,TN-2(鳥取大学),MNT-3(名古屋大学)を中心に飛行実験を行った。 実験の結果,両タイプともにピッチング・コントロールが予想以上に微妙であることが判ったので,これの改善に大きな努力を払った。 また,ラジオコントロール模型ばかりでなく,風洞実験,数値シミュレーションも可能となったので、これらの手法も合わせ実験した。 飛行試験によって,TN-2,MNT-3ともに低高度飛行の持続が可能であることが判った。しかし,定量的データを蓄積するには,飛行コースの任意選択が困難等の課題が残されている。 風洞試験からは、典型的ラムウィング形状のTN-2でもピッチングに対し安定な領域が存在することが確認された。 数値シミュレーションからは低アスペクト比のラムウィングの翼端に生ずる強い縦渦の構造が明瞭に示された。 来年度は、これらの知見を総合して,実用に耐えうる地面効果翼機のデータを得る予定である。 なお,本年度,分担者安東茂典は一人乗り実験機の製作を指導した。
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