1987 Fiscal Year Annual Research Report
計算幾何学的手法に基づく図形情報データベースの標準的設計法
Project/Area Number |
62550270
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
浅野 孝夫 上智大学, 理工学部, 助教授 (90124544)
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Keywords | 計算幾何学 / VLSIのCAD / 機械設計 / データベース / コンピュータグラフィックス / アルゴリズム |
Research Abstract |
大規模な幾何学的図形情報データベースを建設し, 各種の図形情報の処理・検索・探索を効率的に実行することが, VLSIのCAD, 機械設計, コンピュータグラフィックス, ロボティックスなどで最重要課題になっているが, 従来の研究は多分に試行錯誤的で根本的な見直しが呼ばれている. 特に, 幾何学的な図形を効率的に処理するためのアルゴリズムを理論的に研究する計算幾何学の最近の発展に伴い, 計算幾何学を応用した統一的な図形情報データベースの建設・運用が切実に望まれている. 本研究では, 計算幾何学的手法に基づいた図形情報データベースの設計法を検討し, 標準的技法を提案することを目的として, 本年度は特に, VLSIのCADおよび機械設計のデータベースに焦点を絞り, 以下に示す研究を遂行した. 1.VLSIのCADおよび機械設計のデータベースにおいて現在までに提案された各種の技法および関連する計算幾何学の成果を調査・分類・整理し, 問題点を明確にした. 2.現在既に発生している典型的な形の需要, および処理・検索・探索技術が未確立であるが基本的に重要な問題を調査・整理し, 有効な処理・検索・探索法を検討した. 3.計算幾何学に基づいた効率の良いアルゴリズムを研究開発し, それに基づいてVLSIのCAD, 機械設計のデータベースに対する新しい技法を提案した. 更に, そのアルゴリズムをプログラミングし, 本格的な実物データに対する計算機実験を通して従来の技法と比較・検討してその有効性を明らかにした. 以上の研究で得られた結果を学術論文としてまとめ, 国際会議で発表したり, 雑誌に投稿したりしている. 以上のことにより, 本年度の研究目的は十分に達成されたものと考える.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] M.Edahiro,K.Tanaka,T.Hoshino,T.Asano: ACM Symposium on Computational Geometry. 3. 258-267 (1987)
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[Publications] T.Asano,K.Yoshikawa S.Suzuki: IEEE Transactions on Automatic Control.
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[Publications] M.Edahiro,K.Tanaka,T.Hoshino,T.Asano: Algorithmica.
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[Publications] 浅野 孝夫: 計測と制御. 26. 985-994 (1987)