1987 Fiscal Year Annual Research Report
農地信託制度を活用した高齢化農村の医療福祉サービス体系整備に関する研究
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62550437
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| Research Institution | Kagoshima University |
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Principal Investigator |
友清 貴和 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (70150539)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
染川 浩 鹿児島大学, 工学部, 助手 (60145456)
松井 宏方 鹿児島大学, 工学部, 教授 (70165752)
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| Keywords | 農地信託制度 / 高齢化 / 医療 / 福祉 / サービス体系 |
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| Research Abstract |
1.特に医療福祉サービス体系整備を必要とする高齢化農村抽出のための, 鹿児島県下各市町村類型化の結果
農地信託制度を活用して, 医療福祉サービスを行うのに適当な地域選定のために, 以下の指標を使って各市町村を類型化した. 〔老齢化指標;高齢人口率, 高齢夫婦世帯率, 独居老人世帯率, 在宅寝たきり老人率〕〔農業衰退指標;農家人口率, 高齢農家人口率, 農地面積率, 農地改廃率〕この指標を利用すると1)農家高齢化型かつ農業中心型地域-うち農地改廃の多い地域;都市近郊型, 平地農村型, 農地改廃の少ない地域;低・盆地山間型2)農家高齢化型かつ農業非中心型地域-うち農地改廃の多い地域;離島型,海岸山間部型農地改廃の少ない地域;山間部型3)農家非高齢化型かつ農業中心型地域-うち農地改廃が多い地域;低・盆地山間部型, 農地改廃が少ない地域;平地農村型, 高地山間部型にそれぞれ区分が可能である.
2.鹿児島県下515票, 福岡県筑後地方農村部1087票による, 老後の住まい方および医療福祉サービスに関するアンケート結果
1)老後夫婦1ヶ月当りの生活費は15万円〜20万円を想定し, うち年金等の占める割合は8〜10割の回答が多い. 2)老後の生活資金は1千万円〜2千万円必要と考える者が25%である. 3)夫婦健在で施設に入居希望する者2%弱, 独居の場合8%, 介護が必要な場合には配偶者にが5割, 配偶者が居ない場合子供にが6割を占める. 4)親の介護経験者には6割である. 5)在宅サービスで受けたいものは, 給食サービス, 機能回復訓練, 訪門看護の順で付き添い・相談相手・日常介護サービスの要求は, さ程高くない. かつ, 1ヶ月当りのサービス費用は1〜3万円, 3〜5万円と想定する回答が各28%である. 6)ショートスティ施設を知っている者は15%で, 利用するとすれば1泊3〜5千円の回答が37%
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