1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62570686
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Research Institution | 大分医科大学 |
Principal Investigator |
中村 道利 大分医科大学, 整形外科, 講師 (00145385)
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Keywords | 骨形成不全症 / コラーゲン遺伝子 / 分子クローニング / RFPM(Restriction Fragments Poly Morphism) |
Research Abstract |
I.プローブCollagen d_2(I)遺伝子. 全米国ジェファーソン大学, Dr.H.Kuivaniemiより, 未発表のコラーゲンα_2(I)遺伝子を含むプラスミドを, S62.07.22入手した. 切り出しが多少面倒な所に挿入してあったため, 入手後ベクターをpuc19として乗せかえ, さらに後述のRFPMを調べるため3分割してpuc19に再乗せ換えを実施中. II.骨形成不全症遺伝子. 患者より採取した皮膚片から線維芽細胞を培養し, これからmRNAを回収した. しかし収量が少く, クローニングしてみたもののすべて挿入片が小さく, 検索に不適と考えた. そこで再度保存していた細胞をまいてみたが, 全く生えず, S62.03.24採取皮膚片は消滅した. 再度患者より採取予定である. III.IIと同一患者, およびその家族から採血し, 白血球からDNAを精製した. これはIVの, 正常日本人RFPMを検討したうえで, RFPMを調べる予定. IV.日本人はコラーゲンα_2(I)のRFPM IIの正常対照であり, かつ日本人のスタンダードとするため, 日赤血液センターより供給をうけた血液からDNAを精製中で, 100名以上を調べる予定である. フィンランド人, 南ア人等で, 人種差があることが解っており, 日本人についてはまだ未報告の筈である. V.クローニング技術の確認. ヒト組織からクローニングまでの技術を確認するため, ミエローマで試み少くとも5つの株を分離した.
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