1988 Fiscal Year Annual Research Report
重度身体障害者の社会復帰のためのプログラマ教育・就労システムの開発
Project/Area Number |
62580251
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Research Institution | Saitama Institute of Technology |
Principal Investigator |
小林 〓史 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (40112651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲村 洋之 埼玉工業大学, 工学部, 講師 (50189057)
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Keywords | 教育用ソフトウェア / 在宅学習 / 構造化言語教育 / Pascal言語 |
Research Abstract |
1.本年度の研究実績を次に箇条書に列挙する。(1)リハビリテーションセンターでの実地評価を行ない次の知見を得た。CAIの本質的問題点が指摘された。つまり、各設問、説明が単調であり、問題および解説を読まなくなる。ファンクション・キーを多用し操作を容易にする必要がある。障害者への応用では、軽度の障害者に適応したので特別な入力装置は不必要であった。(2)ホスト・コンピュータと端末装置の間で行う通信方式は、その転送内容および安全性などを考慮して、再度詳細に検討する必要が生じた。(3)操作方法や教材作成などを行うための各種ドキュメンテーション、マニュアルの整備を行なった。(4)教材作成の自由度を向上し、Pascal言語以外のCAIシステムを作成することも容易に行なえるシステムとした。 2.今後の研究の展開について次に箇条書に列挙する。(1)必要に応じて言語内部での処理過程を理解できるシステムが望まれる。(2)解説文書に理解できない言葉がある場合など、それらの言葉を検索できる辞書が必要と考えられる。しかも、検索を容易にするためにハイパー・テキストの概念を導入することが待たれる。(3)学習を進めるにあたり、各自メモを取ることが重要なこととなる。そのためにCAIにメモ書き機能を付加したり、副読本を用意することが不可欠となる。(4)学習意欲の向上のために、表示画面の検討、音声出力装置の導入などが必要と考えられる。(5)受け入れ側である人間の判断、学習系を明確に理解する尺度が必要である。この尺度により学習過程の評価が明確になり、学習効率の向上を定量的に行なうことが可能になる。
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