1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62840002
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Research Institution | National Astronomical Observatory |
Principal Investigator |
中島 弘 国立天文台, 電波天文学研究系, 助教授 (40012877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 英昭 国立天文台, 野辺山太陽電波観測所, 助手 (40154645)
沢 正樹 国立天文台, 電波天文学研究系, 助手 (10154139)
塩見 靖彦 国立天文台, 電波天文学研究系, 助手 (00134627)
小杉 健郎 東京大学, 天文学教育研究センター, 助教授 (70107473)
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Keywords | 相関器 / 大規模集積回路 / LSI / 連続波電波干渉計 / 電波天文学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、電波天文学用の多素子・広帯域の電波干渉計に使用することを目標に、連続波用高速相関器LSIを、62年度・63年度の2年間に開発・試作することである。 本年度(63年度)は、前年度に行った相関器LSI回路の検討・設計に基き、(1)試作LSIのさらに詳細な回路設計を行い、(2)2000ゲートのCMOSゲートアレイにより相関器LSIを試作することに決定し、(3)実装上の回路の問題点を計算機シミュレーションによって解析し、(4)相関器LSIの試作品を製作し、(5)評価装置によって試作LSIの特性を確認した。この結果、試作した相関器LSIは、規模は小さいものの40MHzの高速クロックで正常に動作することが確認され、将来に向けてさらに大規模な高速相関器LSI製作への展望を固めることができた。
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