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1988 Fiscal Year Annual Research Report

非A非B型肝炎の血清学的診断法の確立

Research Project

Project/Area Number 62870018
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

志方 俊夫  日本大学, 医学部, 教授 (50009932)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 鈴木 高祐  日本大学, 医学部, 講師 (00158974)
阿部 賢治  国立予防衛生研究所, 研究官 (60130415)
前野 貢  日本大学, 医学部, 助手 (10190315)
内田 俊和  日本大学, 医学部, 助教授 (80060078)
江角 真理子  日本大学, 医学部, 講師 (60160363)
Keywords輸血後の非A非B型肝炎 / 抗原抗体系 / microtubular aggregate
Research Abstract

輸血後の非A非B型肝炎に関連したモノクローナル抗体を感染したチンパンジー及びヒト患者のリンパ球から確立した。この48ー1抗体は感染したチンパンジーの肝細胞に出現するmicrotubular aggregate に対する抗体である。この抗原は非A非B型肝炎に感染したチンパンジーの肝細胞に出現するがまたデルタ肝炎に感染したチンパンジーに出現することも明かになった。又非A非B型肝炎に感染したチンパンジーでは肝細胞のみでなく副腎皮質の細胞に出現することも明かになった。このmicrotubular aggregateの抗原を精製した。また感染したチンパンジーの肝臓からmRNAをとりcDNAとしてクローニングし、その何百万というクローンから48ー1モノクローナル抗体を使ってこの抗原をコードするcDNAを釣り上げた。ただこのcDNAをチンパンジーのDNAに当ててみると細胞のDNAであることが明かになった。つまりMicrotubular aggregateはウイルスの遺伝子で読まれている抗原ではなく、非A非B型肝炎ウイルスの感染にさいして特異的に発現される細胞の蛋白であることが明かになった。その後B型肝炎ウイルスに感染したチンパンジーにインターフェロンインデューサーを同時に投与するとこの48ー1抗原がB型肝炎にもかかわらず発現されることが明かになった。インターフェロン産生と関係あるものと思われる。次にウイルスの遺伝子で読まれている抗原に対するモノクローナル抗体を取るべく、感染したチンパンジーのリンパ球をEBウイルスでトランスフォームしてモノクローナル抗体作製を試みた。しかし何回繰り返しても常に取れるのはmicrotubular aggregateに対する抗体で他の抗体をうることは出来なかった。現在ウイルス核酸をクローニングしてウイルス蛋白を発現させ、それから抗原抗体アッセイ系を作るべく努力している。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 阿部賢治: 肝臓. 29. 705-706 (1988)

  • [Publications] 阿部賢治: 肝臓. 29. 1661 (1988)

  • [Publications] 志方俊夫: 代謝. 25. 29-33 (1988)

  • [Publications] 志方俊夫: 診断と治療. 76. 2851-2856 (1988)

URL: 

Published: 1990-12-19   Modified: 2016-04-21  

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