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1988 Fiscal Year Annual Research Report

細胞がん化に伴う細胞骨格異常の分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 63010091
Research InstitutionTokyo Metropolitan Organization for Medical Research

Principal Investigator

矢原 一郎  (財)東京都臨床医学総合研究所, 細胞生物学研究部門・部 (60109957)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 浅野 朗  大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (30029938)
祖父江 憲治  大阪大学, 医学部, 教授 (20112047)
永田 和宏  京都大学, 結核胸部疾患研究所, 教授 (50127114)
柳田 充弘  京都大学, 理学部, 教授 (80025428)
鍋島 陽一  国立精神, 神経センター・遺伝子工学, 部長 (60108024)
Keywordsアクチン / チューブリン / ビメンチン / 細胞骨格 / 白血病細胞の分化 / タンパク質のリン酸化 / 転移 / 微小管結合タンパク質
Research Abstract

1.βおよびγアクチンそれぞれの3′UT領域をプローブとしてそれらの発現を調べ、定常期のL細胞でγアクチンの発現が低いという以前タンパク質レベルで見出したことを確認した。2.酵母βチューブリンのC端27個のアミノ酸を欠損する変異体を人工的に作成したところ温度感受性であった。欠損した部位は酸性アミノ酸に富んでおり、MAPs結合部位の一部をなすと考えられる。3.温度感受性のRSV変異株をニワトリ筋原細胞に感染させ筋細胞分化の系を確立し、ミオシン軽鎖発現をcisに支配する2つの領域を詳細に解析した。4.分裂酵母を用いて、正常なタイミングで染色体が擬縮しスピンドルが形成されるにもかかわらず姉妹染色体分離とスピンドル伸長が阻害される変異体を得た。これをnuc2変異と称し、その産物67Kの蛋白質の性状、分布を明らかにした。5.中間繊維タンパク質ビメンチンとデズミンのAキナーゼおよびCキナーゼによるリン酸化部位を同定した。細胞分裂時の中間繊維構造の脱構築再構成時における同タンパク質リン酸化と比較を行った。6.マウスM1白血病細胞がマクロファージに分化するとき、中間繊維タンパク質ビメンチンが多量に発現することを見いだし、それが転写レベルの発現促進であることを明らかにした。分化にともない中間繊維そのものも電子顕微鏡観察できるようになり、各種オルガネラの配置などに機能しているものと考えられた。7.培養細胞をフォールボールエステルTPAで処理したり、RSVで形質転換させたときに起こる接着装置を構成するタンパク質の変動を明らかにした。8.同じアクチン調節タンパク質族に属するアクチノゲリンとαアクチニンの分子的違いととアクチン超構造への寄与の違いの関係を明らかにした。9.マウスB16黒色腫の転移能に対し抑制的に働くアクチンA^xの分子的性質を明らかにした。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] F.Matsuzaki,et al.: Journal of Biological Chemistry. 263. 11564-11568 (1988)

  • [Publications] F.Matsuzaki,et al.: Journal of cell Biology. 107. 1427-1435 (1988)

  • [Publications] K.Tokunaga,et al.: Molecular and Cellular Biology. 8. 3929-3933 (1988)

  • [Publications] M.ShirakaTa,et al.: Molecular and Cellular Biology. 8. 2581-2588 (1988)

  • [Publications] T.Hirano,et al.: Journal of Cell Biolgy.

  • [Publications] M.InagakI,et al.: Journal of Biological Chemistry. 263. 5970-5978 (1988)

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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