1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63301035
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小林 哲也 京都大学, 教育学部, 教授 (90025114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊津野 朋弘 東京学芸大学, 教授 (90002542)
椎名 萬吉 千葉大学, 教育学部, 教授 (40009014)
稲垣 忠彦 東京大学, 教育学部, 教授 (00012550)
小原 芳明 玉川大学, 教育学部, 教授 (30074199)
和田 修二 京都大学, 教育学部, 教授 (50025102)
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Keywords | 教員養成 / 教員養成研究 / 日米共同研究 |
Research Abstract |
本研究は、大学が関係する教員養成の種々の課題について、教員養成に関わりある国・私立10大学・学部の研究者が共同で調査研究を行い、これらの課題についての現状の分析とその改善の方途について明らかにすることを目的としている。2年度にわたる研究の第1年度として、本年度では問題の所在と各大学・学部単位の研究グループの研究課題の設定を目標とし、なお予備的調査の実施も目標においた。これらの作業は、7月4〜7日間に開催された「教員養成の研究に関する日米国際シンポジウム」における討議にもとづいて進められた。このシンポジウムには、本研究分担者である日本側の研究者と、それに対応するアメリカ10大学からの研究者が参加し、問題領域として、教員養成制度の構造、教職課程及び免許の基準、カリキュラム内容と方法、教員ならびに教職志望者の質、養成の人的物的条件等をまず設定し、そこに含まれる諸問題について討議を行った。またその結果、日米両側での共同体制として共通課題をとりあげるチームを組み、互いに情報を交換しあって研究を進めることとした。その後、本研究参加10大学・学部の研究グループがとり組んでいる研究テーマは次の通りである。(1)一般大学における教員養成の改善のための基礎データとして教職就業卒業生にアンケート調査を行う。(2)教員の生涯教育における大学の役割、とくに初任者研修との関わりについての研究。(3)教員免許の授与基準と教職課程の認定基準についての研究。(4)教職の専門性の開発と授業研究の意義の研究。(5)教員養成カリキュラムの知的基盤に関する研究(6)教師教育内容の知的基盤に関する原理的研究。(7)特殊教育教員養成・研修における知的基盤の研究。(8)理科及び社会科教師の資質向上に関する研究。(9)日米教師の使命感についての比較研究。(10)中堅教員の教員適性に対する意識の研究。
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