1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63303013
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
入江 寛 長崎大学, 薬学部, 教授 (00025686)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳本 忠 長崎大学, 薬学部, 助教授 (60088870)
細見 彰 長崎大学, 薬学部, 教授 (00004440)
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Keywords | 植物病源生産毒素 / 胞子自己発芽抑制因子 / 対昆虫摂食阻害物質 / 輪斑病菌生産植物毒素 / 植物病原菌生産ペプチド |
Research Abstract |
本年度は研究賛交付の初年度にあたるので、主として本研究の分担者となっている研究者が現在行なっている研究を紹介し、それについて意見の交換を行ない、加えて今後の研究の進めかたについて討論するため当研究班の班会議を大阪において開催した。この班会議において互に有益な知見を得るとともに現在の植物病理学領域への有機化学者が寄与出来る問題について活発に討論した。なお、班会議において柴崎正勝教授(北海道大学)により[昆虫に対する植物の抵抗性物質アザディラクチンの合成研究]について、志津里芳一助教授(慶応大学)により[植物の就眠運動を支配する化学物質の単離とその構造]について、藤多哲郎教授(京都大学)により[シイタケ病害菌の生産するペプチド性物質の単離と構造]について、大船泰史(サントリー生有研)により[生理活性アミノ酸の合成]について、野原稔弘教授(熊本大学)により[桑の輪斑病菌の代謝する植物毒素の化学的研究]についてそれぞれ研究発表があり、引続いて植物病理学を専門とする真山滋志助教授(香川大学)より[植物病理学領域における最近の問題点]について講演があり、計5時間におよぶ班会議となり、班員にとって研究面のみならず相互の理解を深める意味からも非常に実り多い班会議となった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Hiroshi,IRIE.: Chem.Pharm.Bull.36. 3134-3137 (1988)
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[Publications] Masahiro HIRAMA.: Tetrahedron Letters. 29. 3125-3128 (1988)
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[Publications] Kiyoshi TOMIOKA: J.Am.Chem.Soc.110. 3597-3601 (1988)
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[Publications] Migio NISHIZAWA.: Tetrahedron Letters. 29. 4597-4598 (1988)
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[Publications] Nobutaka FUJII.: J.C.S.Chem.Commun.1988. 324-325 (1988)
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[Publications] Tetsuro FUJITA.: J.Antibiotics. 41. 814-818 (1988)