1989 Fiscal Year Annual Research Report
全国ネット化による下顎運動機能の検査診断デ-タベ-ス構築に関する研究
Project/Area Number |
63304052
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
石岡 靖 新潟大学, 歯学部, 教授 (50018412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂東 栄一 徳島大学, 歯学部, 教授 (00014168)
丸山 剛郎 大阪大学, 歯学部, 教授 (20028757)
小林 義典 日本歯科大学, 教授 (20095102)
長谷川 成男 東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (70014074)
渡辺 誠 東北大学, 歯学部, 助教授 (80091768)
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Keywords | コンピュ-タネットワ-ク / デ-タベ-ス / 顎関節症 / 検査診断プロトコ-ル / 診断用エキスパ-トシステム / 検査法の規格化 / 画像伝送 |
Research Abstract |
本年度は、班会議を平成元年6/17(新潟)、10/17(札幌)、平成2年2/11(徳島)で開催し、以下の4つの研究グル-プ毎に具体的な問題に関して研究を進めた。その成果は、顎口腔機能研究会などで発表した。 ・プロトコ-ル再検討グル-プ→既存のプロトコ-ルに治療経過および検査項目(EMG、X線検査等)を追加し、と同時に既存のプロトコ-ルの簡素化を計り改訂版プロトコ-ルを提案した。この改訂版プロトコ-ルについてプロトコ-ル再検討グル-プの各委員および各グル-プの代表者に改訂版プロトコ-ルに対する改善点に関する意見の徴集を行った。 ・症例デ-タベ-ス検討グル-プ→顎関節症診断エキスパ-トシステム構築のため、専門知識を1F...THEN...のル-ル形式で表す方法について検討した。専門医の診断過程の一部を、計算機に格納可能な形に変換する作業を行なった。また、パ-ソナルコンピュ-タ上で稼働する、実験的な診断エキスパ-トシステムを作成した。参加各大学における専門医の知識をエキスパ-トシステム上でいかに統合してゆくかが、今後の大きな課題である。 ・規格化検討グル-プ→顎機能異常の検査法についての規格化を検討するため、全国12歯科大学に対して、実施している検査法(顎関節X線検査、咀嚼筋筋電検査、下顎運動検査等)に関して、具体的な資料の採取法、及び分析法についてアンケ-ト調査を実施した。 ・通信システムグル-プ→電子掲示板を情報提供の場として有効に利用する案を提案し、実施した。また、簡易入力機の臨床医に対するアンケ-トを実施し、次年度に向けた具体的な設計を行った。加えて、画像デ-タや筋電図等顎口腔機能に関わるテキストデ-タ以外のデ-タの取扱について検討した。
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