1989 Fiscal Year Annual Research Report
ライフステ-ジに即した健康生活習慣の指導に関する研究
Project/Area Number |
63400009
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
松本 壽吉 中村学園大学, 家政学部, 教授 (60038396)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 浩子 中村学園大学, 家政学部, 講師 (50155157)
篠原 忍 中村学園大学, 家政学部, 教授 (50069770)
白木 静枝 中村学園大学, 家政学部, 教授 (90069766)
後藤 昌義 中村学園大学, 家政学部, 教授 (20037310)
今村 英夫 中村学園大学, 家政学部, 教授 (40168521)
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Keywords | ライフステ-ジ / 健康生活習慣 / 健康度 / 身体的健康度 / 精神的健康度 / 栄養 / 運動 / 休養 |
Research Abstract |
1.妊婦の健康管理に関する研究では、妊婦に食事と運動の指導を実施した結果、運動実践群と運動非実践群には効果の差が認められたことから、運動の必要性が明らかになった。 2.幼児期の養育に関する研究では、保護者および保育者を対象にしてその養育態度について実態調査を実施した結果、生活環境の影響などがあることが判った。 3.健康生活習慣に関する研究では、児童、生徒409名、女子大学生998名を対象として、生活習慣(食生活、運動生活、休養等)について実態調査を実施した結果、居住環境および運動経験との関係が明らかになった。 4.食物摂取に関する研究では、児童、生徒409名、女子大学生998名を対象として、食物摂取の実態調査を実施した結果、居住環境との関係が明らかになった。 5.身体的健康度に関する研究では、児童、生徒409名、女子大学生998名を対象として、形態、体力、運動能力の測定を実施した結果、個人の運動生活実践との関係が明らかになった。児童、生徒については継続して測定を実施した。 6.精神的健康度に関する研究では、児童、生徒409名、女子大学生998名を対象として精神的健康度の調査を実施した結果、生活習慣との関係が明らかになった。 7.今後の研究では、(1)健康生活習慣および食物摂取の結果と身体的、精神的健康度との関係を明らかにし、健康生活習慣の指導に役立てる。(2)児童、生徒の身体的健康度の測定は3ケ年継続することによって、発育、発達の状態を明らかにできる。(3)以上を総合して、健康生活習慣の指導内容、方法を明らかにし、健康教育を実施することにする。
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[Publications] 城田知子他: "簡易食物摂取量調査法の検討" 日本公衆衛生雑誌. 37. 100-108 (1990)
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[Publications] 田中浩子他: "女子学生の形態,体力と身体活動量に関する研究" 中村学園研究紀要. 22. 167-174 (1990)
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[Publications] 古賀範雄他: "女子学生の運動生活習慣に関する研究" 中村学園研究紀要. 22. 175-185 (1990)
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[Publications] 白木静枝: "幼児の健康に関する研究" 中村学園研究紀要. 22. 187-196 (1990)