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1988 Fiscal Year Annual Research Report

地域社会システム化に関する社会学的事例研究

Research Project

Project/Area Number 63450023
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

斎藤 吉雄  東北大学, 文学部, 教授 (10004029)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 勉  東北大学, 文学部, 教授 (10004037)
長谷川 計二  東北大学, 文学部, 助手 (00198714)
永井 彰  東北大学, 文学部, 助手 (90207960)
海野 道郎  東北大学, 文学部, 助教授 (90016676)
船津 衛  東北大学, 文学部, 助教授 (90047184)
Keywords包括的なシステム化 / キーパーソン(Key Person) / 高齢化 / 生活史手法
Research Abstract

地域社会システム化の実態は、理想的なシステム形成にむけての絶えざるシステム化なのだが、ありうべきシステム化の不在を発見して、その箇所のシステム化に向けての関係住民の試行錯誤の連続にほかならないことが判明した。包括的な地域社会のシステム化については、それぞれの部署のキーパーソンとキーパーソンとのネットワーキングの形成が必要不可欠であることが明確になった。いいかえれば、地域社会の諸機関のリーダーおよび実務担当者の重層的なネットワーキングなしには包括的な地域社会のシステム化はありえない。高齢者にとっては、地域医療のシステム化が特に必要なのだが、かかるシステム化の受動的な一員となるのみならず、そのシステム化にとっての積極的なメンバーとなるかどうかが、高齢者の生きがいに左右していることが、調査結果から明らかにされた。このような積極的な担い手たりえる高齢者は、唐突に現れるのではなく、高齢者自身のそれまでの長き人生経験の一つの帰結としてそうなりうることが解明された。そうした現実を解明するためにも、生活史的手法によるアプローチが重要であることが、ますますもって明らかになったのである。

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Published: 1990-03-18   Modified: 2016-04-21  

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