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1989 Fiscal Year Annual Research Report

機能圧下におけるジルコニアインプラント周囲の骨動態

Research Project

Project/Area Number 63480430
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

赤川 安正  広島大学, 歯学部附属病院, 講師 (00127599)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 里見 圭一  広島大学, 歯学部, 助手 (30205984)
橋本 正毅  広島大学, 歯学部, 助手 (80189505)
津留 宏道  広島大学, 歯学部, 教授 (90034157)
Keywordsジルコニア / インプラント / 機能圧 / 安静植立
Research Abstract

当初の計画に従い、ジルコニアインプラントを成犬7頭に計21本埋入した。この7頭を植立直後より機能圧を負荷する1群、植立後安静状態を維持しその後機能圧を負荷する2群(短期および長期)、植立後安静状態を維持する1群の計4群に分け、観察を続けている。植立後安静状態を維持し、その後機能圧を負荷する群の短期(植立6カ月)例については、臨床的に、Gingival Index、Plaque Index、ペリオトロンによる歯肉溝滲出液量および25g一定荷重下でのプロ-ビングデプスを測定し、さらにX線的にも検索を加えた後に、現在組織標本を作製中である。
現在までのところ、4群の全症例ともインプラントの動揺、回転、脱落等は全くなく、X線的にもインプラント周囲に透過像を認めず、骨梁パタ-ンにも異常は観察されないことから、すべてのインプラントで骨支持が得られているものと考えられる。
しかし、植立直後より機能圧を負荷した群では、歯肉溝滲出液量の値やプロ-ビングデプスの値は他の群に比べ大差はないものの、インプラント周囲歯肉に発赤が観察されブラッシング時に出血が持続するものや、インプラント周囲歯肉が明らかに退縮し、骨内に埋入されていたインプラントのネジ山部分が口腔内に露出してきたものも観察され、植立後早期から負荷をかけたことによりインプラント支持骨の辺縁部に影響が及んだ理由によると推測された。この所見から機能圧の負荷は植立後安静を保った後に開始した方が望ましいと考えられた。次年度はさらに機能圧負荷12ケ月まで臨床的観察を継続し、観察期間終了後にはインプラント周囲の組織標本を作製し組織学的に検討していくとともに、実験結果の総括を行う予定である。

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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