1989 Fiscal Year Annual Research Report
唇顎口蓋裂患者における口腔形態の総合的研究〜特に歯牙・歯列弓・口蓋の3次元的計測〜
Project/Area Number |
63570969
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
柴崎 好伸 昭和大学, 歯学部, 教授 (40014005)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝澤 良之 昭和大学, 歯学部, 助手 (40206917)
大塚 純正 昭和大学, 歯学部, 講師 (80129816)
鐘ヶ江 晴秀 昭和大学, 歯学部, 講師 (90119173)
|
Keywords | 唇顎口蓋裂患者 / 成長発育 / 口腔内平行模型 / 3次元デジタイザ- / 基準平面 / 計測ポイント |
Research Abstract |
1.本研究の目的は、唇顎口蓋裂患者特有の成長発育を究明することである。そこでまず本年度は、これに必要な資料を収集、採得し、前年度と同様に継続的な資料採得(口腔内平行模型、頭部X線規格写真等)を行った。 2.上記患者資料(口腔内平行模型)における計測の可能性(模型の再現性)などを検討の結果、189名より271個の模型を抽出した。 3.対照群として当科来院患者リストの中から同年代の患者の抽出を行った。 4.今までの模型計測の研究のほとんどが2次元的なものであり、立体を計測、評価する上ではなはだ不都合であった。すなわち成長の変化をより正確に判定するには、多方向からの分析が必要不可欠である。そこで前年度は、3次元デジタイザ-(グラディコン)を計測機器として選択し、本機器とパ-ソナルコンピュ-タ-(PC・9801)とのインタ-フェイスを開発した。本年度はこれに用いる計測入力用ソフトを開発した。 5.成長に伴い歯列弓が狭窄してゆく様相、顎裂部に隣接する歯牙の回転の様相などを3次元的に検討するにあたり、基準平面(XY YZ ZX)計測ポイント(70ヶ所)の設定が必要でありこれを行った。 6.上記の新たに開発したソフトを用い検討、抽出した271個の模型の計測を行った。 7.これら入力されたデ-タを解析するプログラムの開発に着手した。
|