1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63580026
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中島 玲二 京都大学, 数理解析研究所, 教授 (60109080)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
立木 秀樹 京都大学, 数理解析研究所, 助手 (10211377)
桜川 貴司 京都大学, 数理解析研究所, 助手 (60196136)
萩谷 昌己 京都大学, 数理解析研究所, 助教授 (30156252)
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Keywords | 様相論理 / ハイパ-テキスト / 実時間システム / 知識表現 / 分散システム |
Research Abstract |
様相論理の分散システムの応用として、本研究グル-プが、産業界や他大学と共同研究開発中の分散オペレ-ティング・システム、ToMのカ-ネル機能の形式的仕様を、時制論理を用いて与えた。この結果を用いて、分散オペレ-ティング・システムに限らず、すべての実時間(real-time)システムにとって、本質的な並列プログラムをデバッグすることに応用することを試みている。一方、ユ-ザ・インタ-フェ-スに対する様相論理の応用としては、とくにMOAなる病療診診や、検査、治療を支援するハイパ-・テキスト・システムを考案し、その数学的形式化を行った。更に進んで、一般的にユ-ザ・インタ-フェ-スを形式的に記述する言語を検討し、設計を試みている。 他方、実行可能な様相論理に基づくプログラミング言語の研究を集大成し、1990年ドイツのキ-ルで行われる国際学会第4回VDM会議の紹介講演として発表する予定である。この中で、Temporal prolog、RACCO、AYAなど、本研究グル-プによる過去数年間の様相論理プログラミングとその実時間プロセス制御ソフトウェアの実行可能仕様言語としての応用、知識表現言語としての応用を論じる。 実際のシステム構築としては、上記分散オペレ-ティング・システムToMに加え、ハイパ-・テキスト・システム(推論機構を含む)をワ-クステ-ション上に開発している。また制約論理を応用した文書システムも計画中である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Nakajima.R,et al: "Formalization of Hypertext Interface" Lecture Note in Computer Scrience,Springer-Verlag(to appear). (1990)
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[Publications] Nakajima,R.et al: "Model Logic Programming." Proc.VDM Conference. (1990)
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[Publications] 桜川貴司(他),Sakuragawa,T,et al: "分散OS,ToMの設計" 日本ソフトウェア科学会全国大会. (1989)