1989 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成課程における専門教科の化学実験をより効果的に行うための総合カリキュラム
Project/Area Number |
63580236
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Research Institution | FUKUOKA UNIVERSITY OF EDUCATION |
Principal Investigator |
守口 良毅 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (00036865)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村石 治人 福岡教育大学, 教育学部, 助手 (30108419)
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Keywords | 総合化学実験カリキュラム / 教員養成課程化学実験 / 教材試料モ-ル塩 / 教材試料コバルト錯体 |
Research Abstract |
つぎの2ケ年継続研究実施計画 1.総合化された化学実験に適した教材資料の探索と授業レベルでの合成法の確立 2.無機化学分野のカリキュラムの立案と授業レベルへの適用性 3.分析化学分野のカリキュラムの立案と授業レベルへの適用性 4.物理化学分野のカリキュラムの立案と授業レベルへの適用性 5.無機、分析、物理化学3分野の化学実験カリキュラムの総合化とパソコン接続 によるカリキュラムソフトの開発 6.総合化学実験カリキュラムによる試行授業の実施 において、初年度において得られた1-3の研究成果を利用しながら今年度は4-6を行い、つぎのような結果を得た。 4についてはトランス-ジクロロビスエチレンジアミンコバルト(III)塩化物を試料にした可視紫外吸収スペクトル測定による異性化反応が教材として適していることが分かり、学生の得た試料の同定や実験結果について分光光度計とパソコン接続による解析や評価ができるソフトも開発することができた。 6については1-5の結果にもとづき1回3.5時間14回の試行カリキュラムを立案し、本学3年生に試行授業を行なったところ1と3に時間不足、4について多人数クラスの場合予想される測定機器との関連での時間配分に問題点があるものの全般的には良好な結果が得られた。
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Research Products
(2 results)