2022 Fiscal Year Annual Research Report
HypTPCを用いた少数系K中間子クラスターK-pp, K-pppの研究
Publicly Offered Research
Project Area | Clustering as a window on the hierarchical structure of quantum systems |
Project/Area Number |
21H00130
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Research Institution | Japan Atomic Energy Agency |
Principal Investigator |
市川 裕大 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究職 (50756244)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ストレンジネス / TPC / K中間子原子核 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、2021年度に取得した実験データのデータ解析を実施した。キャリブレーション用に取得したHyperonスペクトロメータ用電磁石ON/OFFの状態でのBeam Through及び、多粒子トリガー(4つ以上の荷電粒子が生成したイベントを選択するトリガー)のデータを用いて、HypTPC検出器の位置のキャリブレーションを行なった。その上で、Beam Throughデータの解析を実施し、ビームラインスペクトロメータで算出されたビーム運動量とHyperonスペクトロメータで算出された運動量の比較することで、Hyperonスペクトロメータの運動量分解能を評価した。また、キャリブレーション用に取得したCH2標的のデータ解析も進め、HypTPCでΛ粒子の崩壊事象(Λ→ pπ-)及び、Ξ粒子の崩壊事象(Ξ-→Λπ-)を不変質量分布から同定することに成功した。Λ粒子やΞ粒子の質量分解能は、デザイン値にはまだ到達できていないが、今後解析を改善して、分解能を向上させていく予定である。分解能が十分な値に到達できれば、ダイヤモンド標的の物理データの解析を実施し、Λp及びΛppの不変質量分布からK-pp及びK-pppといった小数系のK中間子原子核生成の評価を行う予定である。これらの内容について、国内外の研究会で口頭発表をおこなった。 また、研究予算を用いて、Hyperonスペクトロメータの維持管理、メンテナンスをおこなった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)