遺伝子破壊法を用いた高等真核細胞特有のクロマチン会合機構とその構造変化に基づく細胞機能制御の研究
Project/Area Number |
01F00347
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
中山 建男 宮崎大学, 医学部・フロンティア科学実験総合センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AHYAR AHMAD 宮崎大学, 医学部, 外国人特別研究員
AHYAR Ahmad 宮崎医科大学, 医学部, 外国人特別研究員
AHMAD A.
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2002: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2001: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 転写因子 / クロマチンアセンブリー / DT40細胞株 / ジーンノックアウト法 / 増殖速度 / HIRA / ヒストンデアセチラーゼ / クロマチン構造 / クロマチン会合 / クロマチンアセンブリーファクター / ヒストン脱アセチル化酵素 / 蛋白質・蛋白質相互作用 / ロイシンジッパーモチーフ |
Research Abstract |
酵母の転写コリプレッサーHir1p,Hir2pのほ乳類ホモログHIRAはクロマチンのアセンブリーにおいて、重要な役割を担っていることが示唆されながら、高等真核細胞での機能に関しては不明な点が多い。本研究では、ニワトリDT40細胞株で分子生物学的手法やジーンノックアウト法などを駆使して、以下の結果を得た。 1、ニワトリHIRAのcDNA,genomic DNAをクローニングした。ニワトリHIRAは1019個のアミノ酸からなり、ヒトHIRAと約90%のホモロジーを有していた。さらに、そのN-末端領域にWDリピートモチーフ、C-末端領域にLXXLLモチーフを持っていた。 2、HIRAはそのWDモチーフを介してクロマチンアセンブリーファクター(CAF-1)のp48サブユニットと結合し、LXXLLモチーフを介してヒストンデアセチラーゼHDAC-2と相互作用することを明らかにした。 3、ルシフェラーゼアッセイでHIRAは転写抑制作用を有すること、この機能発現にはWDモチーフとLXXLLモチーフがそれぞれ必須であることを明らかにした。 4、genomic DNAを基に作成した2つのターゲッティングベクターで、ジーンノックアウト法を行い、HIRAホモ欠損変異株を作成した。 5、本変異株は増殖速度が低下し、HIRAのcDNAを導入することによって増殖能が回復した。さらに、この機能はHIRAのN-末端領域のWDリピートモチーフに基づくことを明らかにした。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)