Project/Area Number |
01J03792
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福田 剛司 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | MS5-ブレイン / 超対称性 / リュービルモード / タキオン凝縮 / リュービル理論 / NS5-ブレイン |
Research Abstract |
今年度はNS5_-ブレインが作り出す背景場上で弦理論がどのように振舞うかということについて引き続き研究を行った。またそこで得られた結果が、最近活発に議論されているタキオン凝縮の物理にどう応用されるかについても研究した。前年度までの研究では、NS5_-ブレインがあるときに開いた弦がどのように振舞うかについて集中的に解析を行った。今年度はさらにその結果の拡張を行った。つまり、従来超対称性を持たない場合についてのみ調べられていたモデルを、超対称性を持った物理現象へ応用することを試みた。その結果、仮想的なモデルでしかなかった議論を、より現実的な物理を記述するためのモデルへと進化させることができた。具体的には、NS5_-ブレインを考える際に重要な役割をするリユービルモードに注目し、その超対称化などについて研究した。特に時間方向をリュービルモードにすることによってブレインの崩壊や、真の真空がどんなものであるかについての情報を得る、タキオン凝縮と呼ばれる議論を超対称化してその物理を考察した。またその過程から、実際にはリュービルモードは空間的に均一なタキオン場に対応していることを認識することができた。さらにその考察を元に、リュービルモードの代わりに、その拡張である一般的なモードを適用することにより空間的に不均一なタキオン場を背景場に持った弦理論を構成することができた。そこではリュービルモードを解析する際に利用した手法を応用し、空間的に不均一なタキオン場上のブレインやその崩壊などの解析なども行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)