マイクロガスタービン実現のための非構造格子オーバーセット法による数値解析
Project/Area Number |
01J08474
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Fluid engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
富樫 史弥 東北大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 数値流体力学 / 非構造格子 / オーバーセット格子法 / 接触問題 / Navier-Stokes / オーバーセット |
Research Abstract |
申請者らによって開発された非構造格子オーバーセット法は、飛躍的に拡張され、現在では乱流を伴う粘性流れを扱うことはもちろん、物体同士が接触したような状況でも、安定した数値計算を行うことができるようになっている。申請者らは、この拡張された非構造格子オーバーセット法を用い、マイクロガスタービン内部流の計算を行い、ローターとステーターの床面の摩擦を考慮した数値計算を行うことが可能となった。この計算結果により、床面摩擦の影響を考慮することで、より妥当な計算結果を得ることが可能となるということを確認した。 さらに、物体が接触した状況では非粘性計算(Euler計算)しか行うことができなかったが、申請者らは、この手法をさらに拡張し、物体が接触した状況でも粘性計算(Navier-Stokes計算)を行うことができるようにした。 マイクロガスタービンのような非常にせまい内部流の解析では壁面の影響が非常に大きく粘性計算は不可欠である。また、ローターのぶれによる壁面との接触を考慮することも非常に重要である。そのため、今回拡張されたコードはそのような解析に非常に有効なものであると思われる。 現在までに拡張された本手法の成果は2003年6月にアメリカ、フロリダにて行われたAIAA会議にて発表された。さらに国際会議で発表した論文がCFD journal vol12 No1に掲載,Journal of Aircraftに掲載予定となっており、2003年に発表した論文はInternational Journal for Numerical Method in Fluids, AIAA Journalにそれぞれ一本ずつ投稿されている。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)