Project/Area Number |
02J03460
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
森脇 康博 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | Lysosome / SIMPLE / Nedd4 / Ubiquitin / Protein degradation / DT40 / Neuropathy / Charcot-Marie-Toosh disease |
Research Abstract |
昨年度の報告にあるよう、SIMPLE欠損細胞は野生型細胞と比較し、Lyn依存的なアポトーシスにおいて感受性が増大する事を確認している。また、SIMPLEは転写因子であるNF-κBの分解に関与することが報告されている。これらの事実より、SIMPLEがLynの分解を促す事でアポトーシスに対して耐性を獲得しているとの仮説を立て、その検証を行った。SIMPLE欠損細胞および野生型細胞間においてLynが活性化されるアポトーシス刺激を加え、その状況下におけるLynのタンパク量について検討を行った結果、顕著な差を確認することは出来なかった。 多くのリソソーム膜タンパクのリソソームへの局在は、それらタンパクが有する特異な配列により規定されている。一方、申請者が同定した新規リソソーム膜タンパクでさるSIMPLEは、これまでに報告されているリソソーム膜タンパクと相同性を示さず、それらタンパクに見られる特異な配列を有さない。今年度はSIMPLEの局在を規定する領域を明らかにすべく、SIMPLE結合タンパクの同定をYeast-two hybrid法により試みた。結果、酵母においてタンパクの液胞への輸送に関与することが報告されているタンパクとの結合を確認した。そのタンパクはPro-Thr-Ala-Pro配列と結合することが報告されており、SIMPLEにおいても同配列が確認されたことから、両タンパクの結合が同配列に規定されているか検討を行った。結果、SIMPLE配列中のProlineをAlanineに置換したものにおいてそのタンパクとの結合が欠失する事が明らかとなった。現時点で、この結合がSIMPLEの局在を規定し得るか明確では無いものの、SIMPLEの局在を規定する因子として有力視できるものと考えている。
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