Project/Area Number |
03J04498
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
経済統計学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小西 葉子 京都大学, 経済学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 生産関数 / 特定化問題 / ミクロ計量経済学 / 統計解析 / パラメトリック法 / ノンパラメトリック法 / 計量モデルの特定化問題 / マイクロエコノメトリクス / 経済成長理論 / 質的選択モデル / パラメトリック統計解析 / セミ・ノンパラメトリック統計解析 / ミクロデータ |
Research Abstract |
経済学において生産関数は,汎用性が高く理論・実証両面において重要なトピックである.しかし標準的に用いられる関数型はごく限られており,考案されて数十年以上経過する.よって,従来型生産関数の関数型の再評価と新たな関数型の構築をし,それに基づく統計的推測を行っていくことが本研究の目的である.本年度は引き続き関数型の特定化に重点をおいた研究を行った.具体的にはパラメトリック法とセミパラメトリック,ノンパラメトリック法の枠組みで可能な範囲のモデル構築を試みている.まず前年度の従来型生産関数の評価を基に,パラメトリック法による関数型の特定化(モデル構築)を行った.具体的にはわが国の地域データを用いた特定化と製造業・非製造業の企業データを用いた生産関数の特定化を行った.これらに対してセミパラメトリック,ノンパラメトリック法によるモデル構築を必要に応じて適宜行った.また推定量・検定量に対してシミュレーション実験も継続している.それに加え,より適切なモデル構築を可能にするために,使用するデータの精緻化に取組み,より頑健な結果を得ることができた.その成果は京都大学で行われた計量経済学セミナーにおいて議論した.よりデータに依拠した分析を行い関数型の発見,開発を行うために,前年度に引き続き,事業所データ,事業データ,労働者データ,消費者データなど様々な種類のマイクロデータを対象にしモデル構築を行った.その結果の一つを,ミクロデータ活用研究会の研究報告書「労働市場への参入・退出に関する実証分析」として発表し,また雑誌論文として「存続時間分析による美容院顧客の来店確率予測」が採用予定である.また7月からは9ヶ月間スタンフォード大学の客員研究員として,マイクロデータを用いたノンパラメトリック,セミパラメトリックモデルの開発に取組んだ.これらのアプローチを本研究課題の生産関数の関数型の構築に役立てることができた.
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)