中枢神経系ニューロンの細胞極性を制御する分子機構の解析
Project/Area Number |
03J05270
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
神経科学一般
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
永楽 元次 京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | DNER / Notch / 小脳 / バーグマングリア |
Research Abstract |
DNERは神経細胞特異的に発現する一回膜貫通型タンパク質である。これまでの実験によってDNERが細胞外領域を介してNotch1と結合し、その下流シグナルを活性化する、すなわちNotchリガンドとしての機能を有すうことを示した。DNERは発生過程の小脳プルキンエ細胞に強く発現し、Notch1はプルキンエ細胞に隣接したバーグマングリアで発現している。このことからDNERがNotchシグナルを介して隣接したバーグマングリアの発生を制御する可能性について検討した。DNER-Notchシグナルがバーグマングリアの発生に与える影響について調べるために小脳アストロサイト培養系を用いた。精製したDNER-Fcを小脳アストロサイト培養の培養液中に加得たところ、グリア突起の伸長が誘導された。DNERによるグリア突起誘導はドミナントネガティブ型Deltexを過剰発現することによって阻害された。また、DNERノックアウトマウスではバーグマングリアの細胞数には変化がなかったが、その放射状突起形成に異常が生じることが明らかになった。さらに、小脳スライス培養系のバーグマングリアに遺伝子銃を用いて活性型Notchを強制発現すると突起が誘導され、逆にドミナントネガティブ型Deltexを強制発現すると突起形成が阻害された。これらの実験結果からプルキンエ細胞に発現したDNERはDeltex依存型Notchシグナルを介してバーグマングリアの突起形成などの最終分化を制御することが示唆された。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)