正倉院文書研究支援システムの研究開発と同システムを用いた研究
Project/Area Number |
03J05946
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
日本史
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
後藤 真 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 正倉院文書 / XML / XSLT / データベース / 日本古代写経史研究 / 日本古代史 / アーカイブス / 歴史史料の情報化 |
Research Abstract |
正倉院文書研究支援システムにかかわり、データベースの実践的枠組みを整えた。テキストデータに関してはXML/XSLTを用い、文書の構造を明記させ、様々な情報を併記させると同時に、簡便な検索を可能とするシステムとなっている。その一方で、画像データと本文データをシンクロさせることにより、マークアップしてしまったことにより、落ちてしまった記述や、文字化されない部分に関しても参照することを可能とした。また、目録情報を参照し、断簡での再配列をコンピュータが行うことにより、断簡単位での文書理解を可能とすることにより、正倉院文書をより使いやすい形で提供し、正倉院文書の伝来形態を明らかにするという眼目のもと、同史料の価値をもいっそう高くしたものである。このデータベースは単純な検索機能などのみならず、一つの史料群を総合的に考察するための最初のデータベースであると自負している。 その理論的成果は、研究成果公開促進費として、現在入力が進められている正倉院文書データベースとして結実した。この成果と今後への新たな課題(とくにXML/XSLTに関するものなど)は『人文科学とコンピュータシンポジウム2004 予稿集』に掲載し、報告した。また、データベースの国際水準のありように関しては、Pacific Neighborhood Consortium Annual Conference And Joint Meetings 2004(台湾中央研究員,台北,台湾)にて報告した。 また、明治期の目録に関しても情報をより詳細にデータベース化するべく、国立公文書館、国文学研究資料館史料館での調査を引き続き重ねている。これらの成果により、正倉院文書の研究に関わる資料がより整備されたのみでなく、正倉院文書の文書構造と、伝来過程を明らかにする素地の一つが出来上がったものと考えている。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)