青年に対する心理教育的グループプログラムの開発と実践
Project/Area Number |
03J06608
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
教育・社会系心理学
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
榎本 淳子 千葉大学, 教育学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 心理教育 / グループプログラム / 青年 / 友人関係 |
Research Abstract |
本研究は、教育現場で生じている問題(いじめ、不登校など)の発生を予防することを目的に、児童生徒を対象とした心理教育的グループプログラムの開発と実践を目指している。本年度は以下の2点について研究を進めた。 第1点目:質問紙調査(「学校生活調査」、「社会的スキル調査」)の作成および実施 生徒の学校生活の様子を把握するための「学校生活調査」、および友人関係上のスキルを測定するための「社会的スキル調査」の質問紙を作成するため、中学1年生から3年生を対象に約1300名に予備調査を実施し、それをもとに質問紙を作成した。これらの本調査はA中学校2年生に各学期1回ずつ計3回実施し、1.「学校生活調査」は各生徒の調査結果をプロフィールとして担任にフィードバックし、各生徒が持っている問題を担任が早期に発見し、予防することを目指した、2.心理教育的グループプログラムの実践とともに生徒の学校生活や社会的スキルの向上を目指し、その効果を測定した。 第2点目:心理教育的グループプログラムの実践 本年度は、A中学校2年生に友人関係上の問題が多いことから、2年生の全3クラスに心理教育的グループプログラムを実施した。プログラムの実施は年間計5回で、調査者と担任との打ち合わせ後、各担任が受け持ちクラスに実施した。内容は「グループで話し合うことを学ぶ(計2回)」、「問題を解決する(計2回)」、「自分のストレスを知る(計1回)」であった。生徒からは、「皆の意見が聞けてよかった」、「今度問題を解決するときに役に立つ」など肯定的な感想が多く、授業には積極的に参加していた。プログラム実施の前後では「社会的スキル調査」において有意な上昇が見られ、「学校生活調査」においても学級との関係や担任との関係で有意な上昇が見られた。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)