Project/Area Number |
03J52791
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Solid earth and planetary physics
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
浦川 聖太郎 神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 系外惑星 / トランジット / 惑星形成 / 変光星 / トランジット法 / すばる望遠鏡 / 自転速度 / 自転周期 |
Research Abstract |
現在の惑星系形成学では、太陽系以外の惑星系にも適用できる、汎惑星形成論を作り上げることが大きなテーマとなっている。このため、観測により太陽系外の惑星を検出し、その惑星の質量、軌道、半径といった物理量を知ることが重要である。本研究では、トランジット法という、惑星が恒星を掩蔽することで起る、恒星の数%の減光を検出する方法で系外惑星の発見を目指している。本年度は、昨年に引き続き、2002年9月にすばる望遠鏡で撮像されたおよそ10万個の恒星のデータ解析を行った。その結果、新たに二つの系外惑星候補天体を検出した。減光現象が一度しか検出できなかったため、この減光が、恒星を公転する天体による掩蔽現象によるものか決定するには至らなかった。しかしながら、さらに詳しい解析の結果、この減光が主星に付随する天体の掩蔽現象によるものと仮定すると、掩蔽を起こした天体の軌道長半径は0.01-0.04AU、公転周期は0.30〜6.9日、傾斜角は67〜89°であることが分かった。これは、これまでに発見されている系外惑星と同程度である。また、11個のW-Uma型食変光連星候補天体を検出した。これらの結果について、Publications of the Astronomical Society of Japan誌に論文投稿中である。また、西はりま天文台における「系外惑星研究会」、国立天文台における「太陽系外惑星の新展開」で発表を行った。さらに、東京大学木曽観測所シュミット望遠鏡を用いた新たな観測も開始した。残念ながら天候に恵まれなかったため、有益なデータを取得するには至らなかったが、トランジット法による系外惑星検出に必要な精度が達成されることを確認した。
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