規則的なメソポーラス構造を有する機能性ナノ構造体材料の合成と特性の評価
Project/Area Number |
04F04151
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Properties in chemical engineering process/Transfer operation/Unit operation
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Research Institution | Hiroshima University |
Host Researcher |
奥山 喜久夫 広島大学, 大学院・工学研究科, 教授
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Foreign Research Fellow |
FERRY Iskandar 広島大学, 大学院・工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ポーラス素材 / ナノ粒子合成 / 蛍光体材料 / 無機材料 / 磁性体材料 / 噴霧熱乾燥法 / 自己組織化 / ディップコーティング / ポーラス材料 |
Research Abstract |
本研究では、ナノメータオーダの各種のナノ粒子、ナノ構造体材料および規則的に配列したナノ・メソポーラス材料を製造できる新しい製造プロセスの開発を目指している。本年度では下記のような研究を行っていた。 1.引きつづき本年度では液相法を用い、ナノメータオーダの各種ナノ粒子の合成を行った。合成されたナノ粒子は(a)ワンステップ還元法による半導体および蛍光体材料である窒化ガリウム(GaN)ナノ粒子、及び(b)銀添加した磁性体材料のFePtナノ粒子である。合成された粒子径はGaNナノ粒子が20-50nmで、FePtAgナノ粒子が2-4nmと、いずれもナノメータオーダの範囲に制御することができた。また合成した各ナノ粒子のサイズ分布や結晶構造や形態などを操作因子と関連づけ、研究を進めた。一方、特性評価に関しては、GaNナノ粒子は364nmの蛍光を示したことから、蛍光体材料として応用でき、FePtAgナノ粒子は比較的低温度で加熱処理をすると、高い磁性体特性を得ることが確認された。 2.規則的に配列したナノ・メソポーラス材料の製造研究に関しては、ディップコーティング法を用い、FePtのポーラス薄膜を作製した。プリカーサにはポーラステンプレートの働きをしているポリスチレン(PS)粒子及びFePtナノ粒子の混合液を用いた。用いたFePtナノ粒子は新しい液相法で合成し、その平均粒子径が3nmで、非常にシャープな粒径分布を所有している(単分散)。薄膜のポーラス径は使用したPS粒子のサイズによって、200nmから1μmまで制御することができる。また、FePtポーラス薄膜を600℃で加熱処理することにより、高い磁性体特性を示すことも確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)