アジアの交通流解析のための基礎データ共有化システムの設計とその開発
Project/Area Number |
04F04361
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
交通工学・国土計画
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Research Institution | Hokkaido University |
Host Researcher |
中辻 隆 北海道大学, 大学院工学研究科, 助教授
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Foreign Research Fellow |
RANJITKAR Prakash 北海道大学, 大学院工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Car-following / Lane-Changing / RTK-GPS / VRS-GPS / Human Factor / 追従モデル / アジア / 車線変更モデル |
Research Abstract |
1.高精度GPSによる車両運動計測データの比較 車両運動を計測するセンサーに関して、電子基準点を仮想基準点として用い、携帯電話で信号の授受をおこなう新たなシステムVRS-GPSの実用性を検証するために、従来の基準点を自前で準備するRTK-GPS法との比較を行った。そこでは一般に広く利用されている単独測位センサーを用いたSRセンサーも比較の対象とした。VRSでは速度、位置、加速度ともにRTKに匹敵する高精度のデータが得られることを確認した。しかしながら、高速道路のような十分な数の捕捉衛星数がある場合においても、道路を跨ぐ橋梁などがある場合には、信号の回復までに20秒から30秒程度の時間を要する場合が多く実用上の課題を残していることを確認した。SRセンサーによる位置精度は時には数m程度の誤差を生じること、速度も数km/hの誤差を含むことを確認した。 2.車線変更挙動のモデル化 前年度に実施した車線変更試験データを用いて、任意車線変更および強制車線変更時それぞれにおいて、前車との速度差、車間、隣接車線走行車との相対的位置関係などを説明変数とする車線変更モデルの作成を行い、実測データとの比較からモデルの妥当性の検証を行った。 3.アジア各国における交通研究に関わるデータベースシステムの構築 アジアの交通研究のためのデータベース作成のためのフィージビリティ調査を行った。東南アジア交通学会のメンバーや査読者(大学、研究機関で働く専門家)を対象としたeマールを用いたアンケート調査を実施し、データベース作成の必要性、取り込むべきデータ項目、あるいは貢献の意志などに関して意向を調べた。回答率が10%以下であったが、好意的な回答が大半を占めた。また、データベースソフトを用いて、収集されたデータや論文を閲覧するWebサイトのプロトタイプを作成した。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)