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反事実条件法の分析に基づく因果性理論の検討

Research Project

Project/Area Number 04J03571
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Philosophy/Ethics
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

谷川 卓  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 特別研究員(DC2)

Project Period (FY) 2004 – 2005
Project Status Completed (Fiscal Year 2005)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords因果性 / 反事実条件法 / 出来事 / 可能世界 / 法則 / 性質 / 説明 / 責任
Research Abstract

本研究は、因果性の分析方法として反事実条件的分析に注目し、その精緻化を試みることで日常レベルにおける因果関係を形式的に記述する方法を提案することを目的として行われた。成果として、因果関係項である出来事の存在論を明確にするならば、過度に複雑化させることなく反事実条件的分析を理論的に発展させることができることを示した。
今年度前半では、前年度からの継続作業として反事実条件的分析をめぐって論争中にある諸問題の解決を試みるとともに、その解決案に基づいて反事実条件的分析における出来事理論の位置づけの明確化を試みた。この過程において、日常レベルでの因果関係は必要条件によって支持されていることを確認し、またその観点から、反事実条件的分析を我々の素朴な日常的因果理解を精査する作業として捉えなおすことになった。さらに、出来事理論として時空領域の性質として定義するD・ルイス流の理論が適切であることを、具体的なケース(因果的先回りケース、ネガティヴな出来事が関与するケース、推移性が問題となるケース)にあてはめることで裏づける作業を行った。
本研究のアプローチを十全なものにするためには、原因と結果を結びつける性質がどのように決定されているのかを明確にする必要がある。いわゆる因果的効力の問題である。そこで本年度後半では、日常レベルの因果性に関して、因果的効力はどのように扱われることになるのかをめぐる問題への対処を行った。従来、この問題は物理的性質との関連から存在論的側面から扱われてきたが、認識論的側面から扱うことの必要性を確認した。

Report

(2 results)
  • 2005 Annual Research Report
  • 2004 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 因果的先回りケースにおける原因と結果2005

    • Author(s)
      谷川 卓
    • Journal Title

      科学哲学 38-2

      Pages: 93-108

    • NAID

      130003640622

    • Related Report
      2005 Annual Research Report

URL: 

Published: 2004-04-01   Modified: 2024-03-26  

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