アルミノシリケートナノファイバーの新規合成法によるポリマーナノハイブリッドの創製
Project/Area Number |
04J06613
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Polymer/Textile materials
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Research Institution | Kyushu University |
Research Fellow |
山本 和弥 九州大学, 先導物質科学研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | イモゴライト / ポリマーナノハイブリッド / 表面修飾 / 難燃性材料 / ポリビニルアルコール / その場合成 |
Research Abstract |
昨年度、アルミノシリケートナノファイバーであるイモゴライトをポリマーナノハイブリッドのフィラーとして利用するため、高分子溶液中におけるイモゴライトその場合成を利用したポリマーナノハイブリッドの調製を試みた。イモゴライトは分子間の強固な相互作用により一度凝集すると再分散が非常に困難であるが、その場合成により調製したイモゴライトはポリマーとの相互作用によりイモゴライト間の凝集が抑制され、高い重量分率のイモゴライトに関してもポリマーマトリクス中にて均一に分散可能であることが確認された。(雑誌論文1)本年度は、イモゴライトを含むポリマーハイブリッド材料におけるフィラーの分散性、難燃性評価を行った。高分子材料としてポリメチルメタクリレートを用いた。合成イモゴライト溶液より、リン酸基含有の修飾剤を利用しイモゴライト間の凝集を抑制した表面修飾イモゴライトを調製後、メタクリレートモノマー中におけるその場重合によりポリマーハイブリッド材料を調製した。(雑誌論文2)ポリマーマトリクス中におけるイモゴライトの分散状態を共焦点レーザー顕微鏡により観察し、広範囲にわたってイモゴライトの分散状態を確認した。また難燃性試験の結果から、ポリマーマトリクス中に約2%の表面修飾イモゴライトが存在することにより、発熱量の減少が確認され、イモゴライトの添加が材料の難燃性に付与していることを明らかにした。またフィラーの分散性が、マトリクスの難燃性に影響している事が明らかになった。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)