筋ジストロフィー治療を目指した筋衛星細胞の活性化・分化機構の解明
Project/Area Number |
04J07009
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Research Fellow |
深田 宗一朗 国立精神・神経センター, 遺伝子疾患治療研究部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2004 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 骨格筋 / 幹細胞 / 筋衛星細胞 / 再生 / 維持機構 |
Research Abstract |
1.「骨髄及び胎仔肝臓由来で筋細胞に分化しうる幹細胞に関する研究」 (2000年4月-2002年12月) 骨格筋組織は再生能を有する組織であり、その中心として働くのが骨格筋特異的幹細胞、筋衛星細胞である。申請者はこれまでに、この筋衛星細胞以外にも、骨髄中、胎児肝臓中の細胞にも筋再生に関与しうる細胞があることを見いだしてきた。また、これらの細胞が筋衛星細胞になる可能性も指摘してきた。 1.「骨格筋より筋衛星細胞を単離可能な新規モノクローナル抗体の作成」 (2000年4月-2003年3月) ラットに筋芽細胞株であるC2/4細胞を免疫することで、筋衛星細胞特異的な抗体を作製した。抗体のSCREENINGの行程にFACSを用いることにより、FACSで使用可能な新規モノクローナル抗体を樹立することができた。このモノクローナル抗体を用いることで、世界に先駆けて、筋衛星細胞をマウス骨格筋から単離することに成功し報告してきた。 3.「静止期筋衛星細胞維持機構の解明」 (2003年4月-現在) 上記の筋衛星細胞特異的な抗体で純化した、静止期筋衛星細胞の遺伝子発現解析を行い、筋衛星細胞が活性化に伴い発現が低下するような遺伝子を数多く同定している。その多くがいままで、骨格筋の関連性を報告されていない分子でありその機能は非常に注目される。いくつかの分子においてはすでに、筋衛星細胞の活性化を抑制する効果があることを突き止めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)