siRNA発現ベクターライブラリーを用いた紫外線誘導アポトーシスネットワーク解析
Project/Area Number |
04J11610
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied genomics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Research Fellow |
カシム V 東京大学, 大学院工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2004 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | RNAi / siRNA発現ベクター / siRNA発現ベクターライブラリー / 紫外線誘導アポトーシス / microRNA / microRNAプロセッシング / 遺伝子サイレンジング / Dicer / micro RNA / micro RNAプロセッシング / siRNAターゲットサイト / 遺伝子の断片 / 紫外線 / アポトーシス / TNF-α / Cre / loxP組み換えシステム / Cre recombinase |
Research Abstract |
本研究では、siRNA発現ベクターライブラリーを用いて、有用な新規機能遺伝子を網羅的に同定することを目指している。今回は、紫外線誘導アポトーシスにおける関連遺伝子、そしてmicroRNA(miRNA)のプロセッシングにおける関連遺伝子の探索を試みた。紫外線誘導アポトーシスに関しては、最初に用いたHeLaS3細胞は紫外線を直接浴びない子宮癌由来の細胞であるため、紫外線実験には不適であり、他の細胞株を試した。そこで、ヒト上皮ヒフ癌細胞であるA431とヒトケラチノサイト細胞由来のHaCaT細胞を入手した。しかし、導入率が低く、かつHaCaTはPuromycin selectionができないため、electroporationまたはウイルスを使った導入法に変える必要が生じている。 また、siRNA発現ベクターライブラリーを用いたmicroRNA(miRNA)のプロセッシングやmiRNAによるターゲット遺伝子のサイレンジングにおける関連遺伝子の探索に関しては、最初に立ち上げたノザンブロッティングを用いるスクリーニングよりも簡易なスクリーニング法を検討した。ホタルルシフェラーゼ遺伝子の下流にmiRNA 21の標的配列をつけることで、細胞内のmiRNA 21によりホタルルシフェラーゼの発現が抑制される系を作り、その系にポジティヴコントロールであるDicerに対するsiRNAを導入するとホタルルシフェラーゼが回復することを確認した。更にウミホタルルシフェラーゼ遺伝子の下流に同様にmiRNA21のターゲットサイトを挿入したベクターでも検討したところ、ルシフェラーゼ活性を回復させるようなsiRNA発現ベクターが複数あり、今後、更にライブラリーのスクリーニングや候補遺伝子を更に詳しく解析する価値がある。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)