Project/Area Number |
05F05052
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Condensed matter physics 1
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
井手口 栄治 東京大学, 大学院理学系研究科, 講師
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LIU Minliang 東京大学, 大学院理学系研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 高スピン原子核 / インビームγ線核分光 / 低エネルギー核反応 / 超変形状態 / 不安定核ビーム / 核融合反応 / 中性子過剰核 / インビームγ線分光 |
Research Abstract |
我々は本年度以下の研究を進めた。 1.A=30領域の超変形状態の探索 質量数30領域核の高スピン状態に現れる超変形回転バンドを探索するため、日本原子力研究開発機構のタンデム加速器で^<18>Oビームを使用し^<18>O+^<24>Mg反応を用いたインビームγ線分光実験を行った。Ge検出器アレイGEMINI-IIとSi検出器アレイSiBallを組み合わせて、荷電粒子-γ線同時測定を行った。データを解析し、^<34-36>S,^<35-36>Cl,^<38>Arの励起状態からのγ線を同定した。 2.^<43>Ca,^<40>Arの励起状態の研究 質量数40領域の高スピン状態を探査するため、低エネルギー二次ビーム^<38>Sを用いた核融合反応^<38>S+^9Beで生成される原子核の高スピン状態からのγ線分光実験データの解析を進めた。CNS GRPAEを用いたドップラー補正の解析を進め、二次ビームによる核融合反応生成物^<43>Ca,^<40>Arからのγ線を同定した。 3.質量数110領域の高スピン状態の研究 質量数110領域で予想される超変形バンドを探索するために^<20>Ne+^<96>Zr反応を用いたインビームγ線分光法による^<109>In,^<107>Cdの高スピン状態の探査実験を行った。CNS GRAPEおよびSiBallを使用し、蒸発荷電粒子を選別しながらγ線の同時計測を行った。これまでに^<109>Inの新たな励起準位の同定に成功している。 4.中性子過剰核^<188>Wの研究 中性子過剰核^<188>Wの励起状態を調べるために日本原子力研究開発機構・タンデム加速器で^<18>Oビームを利用しインビームγ線分光実験を行った。2中性子移行反応により^<188>Wの励起状態を生成し、反応後に出てくる^<16>OをSi検出器で同定することで、生成核を識別しながら脱励起γ線を測定した。本実験により、^<188>Wの8^+準位までの基底状態回転バンド、γバンド、K^π=2^-の八重極バンド、2準粒子状態の観測に成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)