Project/Area Number |
05F05443
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Risk sciences of radiation/Chemicals
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
森澤 眞輔 Kyoto University, 工学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CHAN Melissa Pui Ling 京都大学, 工学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | エンドサルファン / 血液脳関門 / 神経毒性 / PC12細胞 / グルタミン酸 / アセチルコリンエステラーゼ / 神経伝達物質 / PBPKモデル / リスク評価 / 能血液関門 / 健康リスク評価 / フガシティモデル / 環境内動態 / 曝露評価 / 経口曝露 / 数値シミュレーション / 環境モニタリング |
Research Abstract |
農薬エンドサルファンは、マレーシア等の熱帯・亜熱帯件の果樹園等において害虫駆除に多用される農薬であり、わが国においても使用されている。その環境試料中や食品試料中での残留が環境モニタリング等により確認されており、ヒトへの曝露が確実な農薬である。しかし、ヒトの健康リスクを評価するためのモデルや毒性データが十分に開発されていない。 エンドサルファンによる神経影響を評価するために、その脳-血液関門透過性を実験的に把握し、エンドサルファンが脳-血液関門を透過すること、また神経細胞に対して毒性を示すこと等をin-vitro実験により確認した。 さらにエンドサルファンの中枢神経系への毒性を評価するために、神経モデル細胞であるPC12細胞を用いて、神経伝達物質であるグルタミン酸の取り込みを評価した。その結果、高濃度曝露においてエンドサルファンの取り込みが増加することを確認し、エンドサルファンの曝露によって神経伝達が更新される可能性を示した。 さらに、別の神経伝達物質であるアセチルコリンを速やかに代謝するアセチルコリンエステラーゼについては変化が見られなかった。 また神経毒性の指標を適切に設定し、PBPKモデル等を利用することで神経毒性リスクを評価する方法を提案した。
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