Project/Area Number |
05F05490
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮崎 純一 Osaka University, 医学系研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JIANG Jing Jing 大阪大学, 医学系研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | ES細胞 / 内胚葉系細胞 / 転写因子遺伝子 |
Research Abstract |
ES細胞からインスリン産生細胞を直接分化させる方法が我々を含めた複数の研究室から報告されているが、これらのインスリン産生細胞は細胞系譜からみてproperな分化とは異なり、機能的にも十分でないものが多い。そこで、より細胞系譜をproperなものに近づける目的で、ES細胞をまず、インスリン産生細胞が由来する内胚葉細胞に分化させ、その細胞をインスリン産生細胞に分化させる方法論を確立し、グルコース応答性を含めた細胞機能を十分に持つ、インスリン産生細胞を分化誘導させることにある。そこで、我々は内胚葉初期発生に重要な役割を果たしているSox17遺伝子に着目し、我々はテトラサイクリンによりSox17遺伝子を誘導可能なES細胞を樹立している。この細胞はSox17遺伝子の強制発現により内胚葉系細胞に分化することを明らかにしてきたが、分化する細胞数は少ない。そこで、培養方法の改善を行い、未分化状態を維持する条件でsphere状に培養することにより、外層の細胞を内胚葉系細胞に分化誘導できることを見出した。さらに、この細胞を用いて、転写因子遺伝子をアデノウイルスベクターで導入することにより、分化実験を行い、Pdx-1,MafA, NeuroD1遺伝子の導入により、インスリン遺伝子発現が誘導されることが明らかになった。また、Pax6遺伝子導入ではグルカゴン遺伝子導入が可能であった。本年度はインスリン産生細胞単離の目的でマーカー遺伝子の開発を行い、TruncatedヒトCD4をインスリンプロモーター下流につなぎ、その有用性を確認した。これら、ES細胞からのインスリン産生細胞分化の方法およびその単離方法についての成績は糖尿病の再生医学発展に大きく寄与するものと考えている。
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