Project/Area Number |
05F05688
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | National Agricultural Research Organization (2006-2007) National Food Research Institute (2005) |
Principal Investigator |
伊藤 康博 (2007) National Agricultural Research Organization, 食品総合研究所・食品バイオテクノロジー研究領域, 主任研究員
矢部 希見子 (2005-2006) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所食品バイオテクノロジー研究領域生物機能制御ユニット, ユニット長
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOHAMMAD Babar Ali 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所・食品バイオテクノロジー研究領域, 外国人特別研究員
ALI Mohammad Babar 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所食品バイオテクノロジー研究領域生物機能制御ユニット, 外国人特別研究員
ARI Mohammad Babar 独立行政法人食品総合研究所, 生物機能開発部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | カビ毒 / アフラトキシン / 二次代謝 / 遺伝子破壞 / 遺伝子破壊 / 破壊ベクター / 分子生物学的手法 |
Research Abstract |
アフラトキシンは主としてAspergillus parasiticusやA. flavus等のカビが二次代謝産物として生産するマイコトキシンであり、発ガン性及び急性毒性を有することが知られており、穀物のアフラトキシン汚染は世界的に深刻な問題となっている。効果的なアフラトキシン防除法を開発するために、アフラトキシン生合成に関わる酵素遺伝子の研究は極めて重要である。アフラトキシン生合成はゲノム中でクラスターを形成して存在しており、75kb程度の範囲に関連遺伝子が集中している。本研究ではAspergillus parasiticusを材料として、アフラトキシン生合成に関連が未同定なクラスター周辺の2種の遺伝子sugRとorfAについて、生合成経路への関与を明らかにするために、相同遺伝子組換えを利用した遺伝子破壊株の作出を試みた。その結果、両遺伝子とも破壊株を得ることに成功した。両遺伝子のアフラトキシン生産への関連性の検討は今後の課題である。またもう一つの課題として、上記遺伝子クラスターの全長を除去した菌株作出を試みた。遺伝子クラスターの両端に隣接するDNA断片をそれぞれマーガー遺伝子の両端に配置した遺伝子破壊用DNA断片をPCR法を用いて構築し、このDNA断片を用いた組換え処理を行い、組換え体を選抜した。その結果、遺伝子クラスターを完全に失った菌株を得ることができた。この破壊株は完全にアフラトキシンを生産していないことを確かめた。
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