古代エジプト新王国時代の「ディール・アル=マディーナ遺跡」の墓地編年に関する研究
Project/Area Number |
05J00460
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Archaeology
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
高橋 寿光 Waseda University, 文学学術院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 古代エジプト / 新王国時代 / ディール・アル=マディーナ / 編年 / 土器 / 王家の谷 / 職人 / 製作技法 |
Research Abstract |
王家の谷の王墓造りに携わった職人達が居住し、埋葬された「ディール・アル=マディーナ遺跡」では、研究の基礎となる墓地編年にいくつかの問題点があることが指摘されている。また、20世紀前半に発掘され、これまで詳細な報告がされていない点も研究の停滞の一因となっている。本研究では、これらの問題点をふまえ、ディール・アル=マディーナ遺跡から出土した土器資料の資料化を行い、墓地編年を再構築することを目的とした。 今年度は2月16日から3月29日にかけてカイロ・エジプト博物館でのディール・アル=マディーナ遺跡出土土器の資料調査に加え、編年の重要な比較資料となるルクソール、王家の谷・アメンヘテプ3世王墓出土土器の調査を実施した。 今年度のカイロ・エジプト博物館における調査では、主に過去2年間の資料調査で対象とした土器の最終的な確認を行った。現物を再観察すると共に、遺物台帳にて出土情報などを収集した。また、ルクソール、王家の谷・アメンヘテプ3世王墓周辺には、ディール・アル=マディーナの職人が使用した土器が残されている。これらの土器の整理、実測、写真記録を行い、墓地編年を考察する上で重要な比較資料を得た。 資料調査をもとに、日本国内において、両者の比較考察を行うことで、更に精度の高い墓地編年の構築が可能となった。更に、彩色技法、製作技法、胎土の観察から、土器の生産体制に関する新たな知見を得た。 これらの成果に関しては、来年度、日本オリエント学会などにおける研究発表を予定している。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)