Project/Area Number |
05J01171
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石井 英真 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 学力 / 教育目標・評価 / スタンダード / 学力調査 / 学校改革 / 算数・数学 / 国際情報交換 / 米国:中国 / 学力モデル / 心の習慣 / ゴール / 米国 |
Research Abstract |
平成18年度当初の計画では、学校教育のマクロな目標構造を問うべく、スタンダード設定の方法論に焦点化して、日米両国でのフィールドワークをふまえた研究を進めるとしていた。米国でのフィールドワークは行えなかったものの、NCTMをはじめ米国の各教科団体が開発したスタンダードを収集・分析するとともに、スタンダードに基づく教育改革の動向に関する文献調査を行った。同時に、京都市立高倉小学校をはじめとする、日本の小中学校との共同研究においては、算数・数学科を軸に、日常の授業過程に即して教科横断的な思考力・言語能力をスタンダード化していく方法論について考究した。 これらの成果をまとめた研究論文では、スタンダード開発においてカテゴリー構成や到達レベルの記述を基礎づける学習活動のモデルを新たに提案した。これにより、教科内容(内容知)とは別に教科横断的な一般的能力(方法知)をスタンダードとして設定する必然性を明らかにするとともに、スタンダード開発をヴィジョン(各学校共同体の追求する価値)に関する公共的判断として展開していく必要性を示唆した。また今年度は、アクション・リサーチの研究方法論についても、戦後日本の授業研究の歴史的遺産を整理する形で自覚的に検討し、研究論文としてまとめた。 近年、スタンダードに関する議論が学力調査やアカウンタビリティとの関係において問われていることから、今年度から、大規模学力調査などカリキュラム評価の方法論に関する研究も開始した。まず、PISA2003、TIMSS2003、教育課程実施状況調査といった、内外の大規模学力調査の評価の枠組みを比較検討し、研究論文としてまとめた。また、日本に先駆けて国家の教育課程基準をスタンダードとして設定し直し、近く全国的な学力調査を企画している中国(中央教育科学研究所)との間で研究交流を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)