Project/Area Number |
05J01899
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
坂田 大治 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | IP / TP / EP1 / プロスタノイド / 免疫 / 接触皮膚炎モデル / Th1 / 胸腺 / 免疫系 |
Research Abstract |
1.胸腺でのTP及びIPの役割を解析するため、胸腺萎縮モデルを用い、受容体欠損マウスで見られる表現型について検討した。通常、マウスに適量のLPSを投与すると24時間以降に胸腺の萎縮が見られるため、この時の胸腺重量及び胸腺細胞のサブセットの経時変化を野生型マウスと受容体欠損マウスについて比較検討したが、現在までに野生型マウスと受容体欠損マウスとの間で有意な差は認められず、他の実験系も含めて更なる検討が必要である。 2.IP欠損マウスに接触皮膚炎モデルを適用し、野生型マウスとの表現型の比較を行った。IP欠損マウスでは野生型マウスと比較してハプテン感作後の所属リンパ節でのリンパ球数の有意な増大が起こるなど、免疫反応の増悪が認められた。一方、in vitroの系で、IPアゴニストがT細胞の増殖及びサイトカイン産生を抑制するという結果を得た。またIPのリガンドであるPGI2は樹状細胞などの抗原提示細胞により主に産生されることが明らかとなり、これらの結果からPGI2-IPシグナルは獲得免疫においてT細胞の増殖と分化を制御し、過剰な免疫反応を抑制していると考えられる。 3.プロスタグランジン受容体の一つであるEP1の欠損マウスの免疫系における役割の解析も行った。このマウスに接触皮膚炎モデルを適用させると野生型マウスと比較して免疫反応の有意な減弱が認められた。詳細なメカニズムを解析した結果、このマウスではハプテン感作後のリンパ節でIFN-γ産生細胞数が野生型マウスと比較して有意に減弱しており、Th1型細胞の分化異常があることが明らかとなった。さらにin vitroの系で、EP1アゴニストがナイーブT細胞からTh1型細胞への分化を促進することも明らかとなった。これらEP1欠損マウスの表現型はIP欠損マウスで認められた表現型と逆のパターンを示すものであり、個々のプロスタノイドがそれぞれ異なった免疫反応の制御に関わること示唆している。これらの結果は現在、論文としてまとめ、投稿中である。
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