Project/Area Number |
05J03585
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Environmental pharmacy
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
田邊 知孝 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 腸炎ビブリオ / 鉄獲得系 / シデロフォア / Vibrioferrin / 分子遺伝学 |
Research Abstract |
1、VF排出ポンプ遺伝子(pvsC)の解析 腸炎ビブリオにおけるvibrioferrinの分泌は主に12回膜貫通型蛋白質であるPvsCにより行われることを示した[Tanabe et al.,Microbiol.Immunol.,in press]。pvsCはvibrioferrin生合成オペロン(pvsABCDE)中にコードされており、このオペロンの転写はFurにより鉄制御されている。PvsCを介して細胞質からペリプラズムに排出されたvibrioferrinがその後どのように外膜を通過し菌体外に排出されるかについては今のところ不明である。しかし最近,大腸菌おけるenterobactinのペリプラズムから菌体外への排出はTolCに依存的であることが遺伝子欠失株を用いた表現型解析により解明された[Bleuel et al.,J.Bacteriol.,187:6701-6707(2005)]。今後,腸炎ビブリオにおけるvibrioferrin排出のための外膜チャネル蛋白質の存在を追求することで,vibrioferrin排出の全体像を解明したいと考えている。 2、Vibrioferrin生合成蛋白質(PvsABDE)の精製 大腸菌を用いた蛋白大量発現系を利用し、vibrioferrin生合成蛋白質であるPvsA, B, D,及びEについてそれぞれのHis-tag融合蛋白質を発現させた。PvsA, B,及びEのHis-tag融合蛋白質は可溶性発現させることができたが、PvsDのHis-tag融合蛋白質については可溶性発現ができていない。 3、PvsABDE蛋白質の機能解析 Vibrioferrinは2-ケトグルタル酸、L-アラニン、エタノールアミン、クエン酸の4つの成分から成る。PvsABDEの基質特異性についてはvibrioferrinの構成成分と、PvsABDEの相同性検索の結果から推察した。今後、PvsABDEのHis-tag融合蛋白質を用いて詳細な酵素学的検討を加え、vibrioferrinの生合成経路の全容の解明することは非常に重要である。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)