Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Research Abstract |
(1)地理的空間情報処理方略の検討 申請者らが日本語に翻訳したQuestionnaire on spatial Representation (Pazzaglia & De Beni,2002)は(1)方向感覚,(2)方角判断,(3)ランドマーク型方略,(4)ルート記述の処理,(5)サーヴェイ型方略という5因子が抽出されることが明らかにされている(本多・仁平・Pazzaglia,準備中).しかしながら,各因子がどのような記憶能力と関連しているのか明らかにされていなかったため,国際比較可能な記憶検査(ウェックスラー式記憶検査)を用いることにより地理的情報処理と記憶の関連について実証的検討を行った. さらに,平成17年度の研究によって明らかにされた,地理的空間情報処理方略の男女差の知見ならびに,地理的空間情報処理と経路探索エラー・タイプの知見をもとに,既存のナビゲーション・システムとの相互作用の問題を取り上げ,研究結果の一部をまとめた. (3)3次元聴覚ディスプレイ技術を用いた音空間認知実験 東北大学電気通信研究所と共同研究を行い,3次元聴覚ディスプレイ技術を応用した聴覚ゲーム練習による音空間認知の転移効果についての実験を行い,その研究結果がApplied Acoustics誌に掲載されることが決定した.さらに,研究成果の一部をロンドンで開催された,国際聴覚ディスプレイ学会において発表した(査読付き:Long Paper).
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