Project/Area Number |
05J05070
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
TEYE Kwesi Kurume University, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | がん遺伝子 / Myc / リンフォーマ / リボソーム / mina53 / リンパ球 / 細胞増殖 / 癌遺伝子 / モノクローナル抗体 / 転写因子 / プロモーター |
Research Abstract |
がん遺伝子mycが直接発現上昇する遺伝子としてmina53を同定した。リンフォーマではIPIという癌の進行度を示す指標があるが、必ずしもこの指標だけでは十分でなく、新しい診断法が求められている。そこでリンフォーマにおけるMina53発現を検討した。研究の結果、1、リンフォーマの約30%においてMina53の発現昂進が見られた。2、発現昂進が見られたのはB細胞由来リンフォーマであり、悪性度が進んだ場合に、より顕著であった。3、初期のリンフォーマではMycとMina53の発現に正の相関が見られたが、悪性度が強いものでは相関が見られなくなった。以上からB細胞由来リンフォーマでは悪性度が進むとMina53が高発現する傾向があり、Mina53発現がMycから独立した因子として診断に応用できる可能性があることが示唆された。 Mina53には幾つかの転写調節因子に見られるドメイン-JmjC domain-がある。最近、JmjCドメイン蛋白にメチル化ヒストンを脱メチル化するものもあることが報告された。Mina53は核小体に存在し、さらにリボソームRNA遺伝子と結合することからMina53がヒストンメチル化状態を調節し、リボソームRNA転写を調節している可能性が考えられた。本年はまずヒストンメチル化調節が核小体での転写にどの程度のインパクトがあるかを調べるために核小体に存在するJmjCドメイン蛋白を探索した。その結果Mina53以外にもJmjCドメインをもつ蛋白質が幾つか見つかった。これ等の中からすでに脱メチル化能があることが証明されているKDM2aについて検討したところ、リボソームRNA転写への関与が観察された。これ等の結果はヒストンメチル化状態を調節することによりJmjCドメイン蛋白がリボソームRNA転写を調節していることを示唆している。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)