Project/Area Number |
05J05779
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Archaeology
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石川 京子 (舟橋 京子) Kyushu University, 大学院・人文科学研究院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,319,143 (Direct Cost: ¥3,319,143)
Fiscal Year 2008: ¥419,143 (Direct Cost: ¥419,143)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 抜歯風習 / 先史時代 / 儀礼 / 東アジア / 社会変容 / 中国大陸 / 韓半島 / 通過儀礼 / 社会区分原理 / 先史社会 |
Research Abstract |
1.韓半島において無文土器後期以降の抜歯風習の様相を明らかにした。具体的には、抜歯の施行率・施行年齢から抜歯の施行儀礼が服喪であった事を明らかにした。加えて、抜歯風習との関連事例として抜歯した歯牙の遺体への供献行為や歯牙の代替物として青銅製の歯牙様装飾品の遺体への着装事例を明らかにしている。この成果を大韓民国の学術雑誌『嶺南考古』に投稿するため論文の翻訳を行い、現在ネイティブによる校正中である。 2.前年度までに行った資料調査・分析・学会発表等の結果をもとに日本列島先史時代抜歯風習との比較検討を行なった。その結果、東アジアにおいては中国大陸・韓半島・列島のいずれにおいても、部族社会段階においては成人儀礼として抜歯風習が行われていた可能性が高く、各地域で社会変容の時期差により抜歯風習の変化にも時期的違いはあるが、典型的部族社会からの変容期に成人儀礼ではなく服喪に際しての抜歯へと抜歯風習が変化しているという共通性を明らかにした。加えて、列島においては系譜観念の東西差が発生しているメカニズムを明らかにした。さらに、東アジアにおける先史時代抜歯風習の比較研究の成果をまとめた書籍出版の準備を行った。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)