新規な作用機序に基づく海洋産抗腫瘍性マクロライドの作用機序解明
Project/Area Number |
05J07336
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
黒田 武史 University of Tsukuba, 大学院・数理物質科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | Aplyronine A / アクチン脱重合 / 抗腫瘍性マクロライド / Latrunculins / 光アフィニティー / 細胞内分布 / Aplaminal / トリアザビシクロオクタン / aplyronine A / mycalolide B / 海洋産マクロライド / 蛍光基 / アフィニティーカラム / 光親和性 / cytochalasin D |
Research Abstract |
1.アクチン-アプリロニンA複合体に相互作用する第3の分子の探索研究 アクチン相互作用物質アプリロニンAの抗腫瘍機序発現に関与する第3の分子を探索する研究を行った。アプリロニンAに存在する水酸基を蛍光化し,蛍光化アプリロニンAを合成した。現在は,昨年度合成したビオチニルアプリロニンAと蛍光化アプリロニンAを用いて,アフィニティーカラム実験及び細胞内挙動の観測実験を行っている。 2.アクチン相互作用分子のアクチン結合部位に関する研究 昨年度に続いて,ラトランクリンA及びBの光アフィニティー誘導化の検討を行った。アルキル化,及びアシル化したラトランクリン誘導体を数種合成し,アクチン脱重合活性を測定した。その結果,誘導化反応の足がかりとなるラトランクリン類のアセタール部を修飾すると,そのアクチン脱重合能が大きく低下することを示した。現在,アセタール部が無保護の誘導体合成を検討している。 3.アメフラシの成分探索研究 さらなる生物活性物質の発見を目指して,アメフラシの成分探索を行い,細胞毒性物質として新規アミナール化合物アプラミナールを単離,構造決定した。アプラミナールを構成するトリアザビシクロオクタン骨格はこれまでに報告例が無く,構造有機化学的にも興味深い化合物である。さらなる生物活性試験と,絶対立体配置の決定を目的として,現在全合成研究が進行中である。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)