植物細胞質型チオレドキシン標的膜タンパク質の検索と調節機構の解明
Project/Area Number |
05J07570
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied biochemistry
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中西 華代 Nagoya University, 生物機能開発利用研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | チオレドキシン / レドックス制御 / プロテオミクス / 膜タンパク質 / 植物 / 信号伝達分子 |
Research Abstract |
生体内で還元調節を仲介する分子の一つであるチオレドキシンは、分子量1万2千の小さなタンパク質で、他の酵素のジスルフィド結合を還元することで活性を制御する。これまでに、チオレドキシン変異体の固定化担体モを用いたスクリーニング法を、高等植物の葉緑体や細胞質タンパク質に適用することで、チオレドキシンにより調節される分子が次々と明らかにされている。本研究は、膜輸送体やレセプターといった細胞機能に重要な分子を含む細胞膜画分に着目し、チオレドキシンにより調節を受ける膜タンパク質分子を探索する。そして、得られた分子のレドックス制御機構を生化学的に解析することで、チオレドキシンによる活性制御に共通の仕組みを見出すとともに、その生理的役割を明らかにすることを目的とした。 シロイヌナズナ培養細胞から調製した細胞膜画分をカオトロピックイオン洗浄後、界面活性剤で可溶化し、チオレドキシン変異体固定化担体カラムに供与して、アフィニティークロマトグラフィーを行った。捕捉されたチオレドキシン標的分子の候補については、MALDI-TOF/TOF MSを用いた質量分析で分子種を同定した。そして、細胞内信号伝達に関わる膜分子を、新たにチオレドキシン標的分子の候補に加えることができた。新たに同定した分子のうち、特に重要な生理機能が予測された分子について、リコンビナントタンパク質を作製・精製し、チオレドキシンによるレドックス制御機構を生化学的に解析した。その結果、細胞膜アンカー型のカルシウム依存キナーゼが、チオレドキシンで還元調節することを証明した。さらに、この分子の還元調節が生体内で実際に起きるのか、起きるならばその生理機能は何かを明らかにする研究を現在行っている。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)