• Search Research Projects
  • Search Researchers
  1. Back to previous page

遮熱コーティングシステムの熱機械疲労環境下における劣化・損傷評価

Research Project

Project/Area Number05J52102
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section国内
Research Field Materials/Mechanics of materials
Research InstitutionTohoku University
Research Fellow 丹野 昌利  東北大学, 大学院工学研究科, 特別研究員(DC2)
Project Period (FY) 2005 – 2006
Project Status Completed(Fiscal Year 2006)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost : ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006 : ¥900,000 (Direct Cost : ¥900,000)
Fiscal Year 2005 : ¥900,000 (Direct Cost : ¥900,000)
Keywords遮熱コーティング(TBC) / 熱機械疲労(TMF)試験 / 交流インピーダンス法 / 非破壊モニタリング / 界面はく離 / 熱成長酸化物(TGO) / 電極の非対称性 / 熱機械疲労試験
Research Abstract

熱機械疲労(TMF)環境下において,熱成長酸化物(TGO)の生成・成長は熱応力の上昇,接合強度の低下の原因となり,TBCのはく離・脱落に大きく関与していると考えられている.よって,TMF試験中にTGOの成長,TBCのはく離を非破壊的にモニタリングすることは重要である.本研究では非破壊モニタリングの手法として,交流インピーダンス法の採用を検討し,TBCのインピーダンススペクトルは高周波側から(1)YSZ粒内,(2)熱成長酸化物(TGO),(3)YSZ/電極反応,(4)YSZ/TGO界面のインピーダンスから構成されることを確認した.インピーダンススペクトルの計測・解析によりTMF試験中にTGOの成長,TBCのはく離をモニタリングすることができる可能性を見出した.しかし,インピーダンス測定において,基材を対極として用いるため,電極の形状と配置は非対称になる.よって,TMF試験への適用に先立って,300〜1000℃において,電極の非対称性がインピーダンススペクトルに及ぼす影響について更なる検討を行った.電極が非対称な場合のTGOのインピーダンスは,電極面積よりも広がった領域から計測され,その領域は基材サイズにより変化することがわかった.電極反応のインピーダンスは,電極反応面積の大きさ,TGOの抵抗による電圧降下の影響を受ける.よって,基材サイズとTGOのインピーダンスが計測される領域の相関が明らかになれば,TGO厚さの定量評価が可能であり,さらに電極反応のインピーダンスからTGO近傍のはく離欠陥検出の可能性が期待できる.測定を行った温度域では同様の電極の対称性,基材サイズの影響が見られた.したがって,300〜1000℃にてTGO厚さの定量評価,TGO付近でのはく離欠陥検出が期待できる.

Report

(2results)
  • 2006 Annual Research Report
  • 2005 Annual Research Report

URL :

Published : 2005-04-01   Modified : 2018-06-07  

Information FAQ News Terms of Use

Powered by NII kakenhi